ボブ・ジェームス 「はげ山の一夜」
今月のドラムマガジンは、神保さんとスティーブガッド(Steve Gadd)の対談がメインとなっていて、そりゃー、興奮でした。ドラム界の神々の対談といいますか。
この対談の中で、神保さんがドラムに開眼した一曲は、ガッドの叩く「はげ山の一夜」という曲だという話が掲載されています。
禿山の一夜って、吹奏楽で有名で、ムソルグスキーの曲じゃなかったっけ?
これをガッドが叩いて、クラシックサウンドに新たな息吹を与えている、そんな感じの一曲ですかね。これを若き神保さんが聴いて、感動して、ドラムに開眼した、というのはとても興味深いです。
僕が、ドラムをやりたい!と年甲斐もなく思ったのは、神保さんのステージ上での一言。「よく見える席にいるね。よく見ててね。…ま、多分、何をやっているか、分からないと思うけど♪」、という言葉でした。この言葉は、僕、というより、僕の連れの(当時)中学生だった子に発せられたものだったんだけど、なんか、その言葉が気に食わなかった(苦笑)。
でも、実際、神保さんのライブを見ていると、本当に何をどうやっているのか、本当に分からないんです。もう、ただただ、すげーとしか思えない。
しかも、ただ技術が凄いだけじゃなくて、演奏として本当に凄くて、ドラムなのに歌っている、というか。いや、本当に、神保さんの場合、メロディーまでドラムで出しちゃいますからね。驚くしかありませんでした。
ま、僕なんか、死んでもあの領域に立てないとは思いますが、そして、何をやっているか分からないと思いますが、いつかその断片でも分かれたらいいな、と思っています。ま、よく分からないけれど。。。
また、神保さんのライブ、見に行きたいなぁー。