今日、ドラムのレッスンがあった。今年のレッスンは今日でおしまい。
今年の一番の出来事といえば、僕が32年目にしてドラムを始めたこと、、、かもしれない。今年一年、僕を支えてくれたのは、家族と、そしてドラムだったような気がする。
レッスンが終わる頃、先生に、「keiさんの8ビートはグルーブがあってステキですよ」と誉められた♪ ドラムを習い始めて、初めて誉められたような気がした。
別に誉められるためにドラムをやっているわけではないが、プロのミュージシャンの先生にお褒めの言葉をいただくと、無条件に嬉しい。(今はバンドをしていないので、スタジオで一人コツコツと未来のバンドのための準備を孤独にしているって感じかな)
もともと僕はバンドマン。今は教育業/研究業に力を注いでいるが、僕の根っこの部分にはいつもロック魂がある。
もちろん、心の中は8ビートだ。
どれだけ僕の心が落ち着いたとしても、僕の心の奥底では8ビートが鳴り響いている。8ビートは僕の精神そのものかもしれない。心地よいテンポで、疾走感のある8ビート。教師/講師という立場になっても、僕の基本はロックであるし、ロックなくして今の僕はない、と確信している。
来年はバンドをやりたいと思っている。男だけでやりたい。差別をしているわけではないが、僕の中ではバンドは男4人がいい。これまでも色んなバンドをやってきたけど、32にしてまた「夢」を追いかけたい。現実的にできるかどうかは分からないけど、ドラムというポジションでもう一度ライブハウスに出たい。
「バンドやりたい」
今年一年間、きっとどこかでバンドへの憧れをもう一度蘇らせたいっていう気持ちがあったと思う。ただドラムを叩くだけならレッスンなんていらない。
ただでも忙しいのに、その忙しい合間をぬって、一年間ドラムの時間だけはしっかり確保してきた。
多分、ロックへの憧憬が今もまだしっかりと僕の胸に残っているからだと思う。ギタリストとして続けることもできたけど、ドラマーという新しい楽器でバンドに挑戦したいと思うようになった。何をするにも、遅すぎることってない、、、はず。
僕はエリートでも、ヤンキーでも、文学青年でも、政治的思想家でもなんでもない。僕は物心がついたときからロックな人間になろうとしていた。何がロックかは言葉にはできないけれど、ロックという生き方は多分体得していると思う。
2007年ももうすぐ終わり。終わりの後には新たな始まりがある。今一度、自分の原点を心の中で確認しておくことも悪くはないだろう。僕=ロックというアイデンティティはきっと死ぬまで消えることはないだろう。
ロックという生き方がある以上、僕はきっと道を外れることはないだろう。ロックという美的センスを否定してまで、生きる意味なんてないはず。ロックは僕の精神であり、僕の地盤であり、僕のふるさとだと思う。どれだけ偉大な思想家の書物に触れても、どれだけ偉大な研究に出会ったとしても、僕の原点は揺らぐことはない。ロック。
今年も残り僅か。ロックスピリットを保持して、最後まで突っ走りたいと思う。誰がなんと言おうと、僕は熱く生きたいし、怒りや喜怒哀楽を大切に生きていきたい。ロックの神様がいるとしたら、その神にただただ従うのみだ。