今日の目的地は、ギュータースロー。日本人にはあまり馴染みのない小さな街です。僕も仕事で来なければ、まず自分から来る場所ではありません。でも、来てみると、これがまたいい街でした。結構街としてはそれなりの規模。で、コンパクトにまとまっている街。一日あれば、街中をくまなく回れるかな、という感じ。雰囲気もいい感じです。
そんなギュンタースローをざっと回ったところ、3軒ほどのアジア系レストランを見つけました。まだまだあると思いますが…。その中で、唯一、ラーメンらしきものを提供しているお店がこちらのKiKOでした。「アジアのグルメKiKO(Asiatische Spezialtäten KiKO)」というキャッチフレーズのお店で、店内には、日本のアニメを模した絵が壁一面に描かれていました。
このKiKOのメニューを見ると、メインメニューではなく、オードブルのスープ的存在としてNudelsuppeが販売されていました。2.50ユーロでした。ちょっと久々にお米が食べたかったので、チャーハンをメインで注文しました。4.50ユーロでした。安い! いったいどんなラーメンとチャーハンが食べられるのでしょう。
ラーメンは、まさに日本のチャーハンに着いてくるような器に盛られていました。まさにスープ替わり。
ところが、このスープ的ラーメンのスープが素晴らしかった。聴くと鶏スープということでしたが、これが日本の鶏白湯ラーメンのスープに酷似していたのです。「げ、なんだ。鶏白湯って普通にアジア料理としてあるんじゃん!」と思ってしまいました。ビックリでした。これがかなり濃厚で、味が濃くて、ジャンクで、美味しかったです。麺は、いわゆる乾麺ですね。麺はもうインスタントのそれそのものでした。これは仕方ない。けど、このスープは別格でしたね。
鶏白湯スープのラーメン、こっちで二軒目です。しかも、味的にも、ちょっと日本の鶏白湯とは違う感じでしたね。変に重くない。飲みやすい。さらっとしている。味わいは鶏白湯だけど、さらっとスープとして飲める。
そして、チャーハン。こちらは超ドカ盛りでした。お茶碗3杯分はあったと思う。これで450円ちょっとっていうんだから、もう驚くしかない。チャーハンにもやしが入っているんだけど、これが結構いけるんですよ。こっちのもやしは水っぽくないから、もやしを入れてもべちゃっとしない。お米もタイ米っぽいやつで、チャーハンにはうってつけのお米。味付けもとてもよくて、こちらのチャーハンのレベルの高さを感じました。異論もあるでしょうが、チャーハンはやっぱり日本米じゃなくて、アジアのお米がいいなぁ。まぁ、こっちで食べるから、そう思うのかもしれないけれど。でも、パラパラ感は半端ないです。