1987年に放映されたNHK特集「長い道」。
このドキュメンタリー番組の存在をどれだけの方がご存知でしょうか・・・。
これは決して大げさな表現ではなく、この番組との出会いは、僕の人生を変えた
運命的なものとなりました。
舞台は1986年のハワイアイアンマン。
当時は今のようなクォリファイ制度はなく、基本的には「出たい人は出られる」
状態だったと聞きます。
そこで番組の主人公となったのは、3人のいわゆる「普通の人」。
それぞれの事情を抱え、それを乗り越える上での象徴としてアイアンマンに
挑戦しました。そして完走。
タイムや順位は問わず、「完走する者すべてが勝者である」というコンセプトが
強烈に印象に残りました。
「こんな普通の人が完走できるなら、自分にできないわけがない」というのが、
僕がアイアンマンを目指すことになったそもそもの動機です。
この番組を観なければ、僕がトライアスロンをすることはなかったと断言できます。
この番組をもう一度観たいと、ずっと思ってました。
NHKに問い合わせてもみましたが、観るすべはないと、諦めていました。
ところが、チェジュで同室だった福岡の長野さんといろんな話をしている中で、
「長い道って知ってますか?」と聞かれた時、時間が止まった気がしました。
「知ってる」なんてもんじゃない、僕にとっては永遠の別れを宣告された「初恋の
人」みたいなものです。そう、彼は「長い道」のDVDを所有してたのです・・・。
今日、長野さんからの素敵な贈り物が届きました。涙が止まりませんでした。
チェジュ。こんな運命的な出会いまで演出してくれるなんて、どこまでドラマチック
なんでしょう。
いくら感謝しても足りないくらい、感謝してます。ありがとうございました。
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