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パチンコ・パチスロ漫画レビュー(1980年代後半~1990年代半ば)

2012-08-25 13:35:07 | 懐かしのパチンコ本・攻略誌・漫画

ここ最近目を通す機会がなかった往年のパチンコ・パチスロ漫画を、久しぶりに読んでみた。

まぁ、全編読み切るには、相当の時間と労力がいるので、ざっと流し読みした程度であるが。

 

(パチンコ漫画編)

 

(C)久恵多勝利、石神保、日本文芸社

「ザ・パチンカー 修業編」

昭和末期の1987年~1988年、攻略誌「パチンコファン」に連載。学生パチンカーの勝利(かつとし)が、年配パチプロの安さんから釘の手ほどきを受け、一人前のプロに成長する様を描く。荒らしプロ軍団のリーダー、銀二との出玉対決も見もの。続編に「ザ・パチンカー 放浪編」(1988年~)。

 

 

(C)たがわ靖之、日本文芸社

「パチンカー血風録」

昭和末期~平成初期、「漫画ゴラク」に連載。凄腕の盤面師(釘師)銀崎竜次は、亡き父の仇・パチプロ軍団「黒遊会」への復讐を果たすべく、全国のホールを渡り歩く。

 

 

(C)堂上まさ志、秋田書店

「銀玉マサやん」

1986年から「プレイコミック」(当時は隔週誌)に連載されていた、人情派パチンコ漫画。ヨレヨレスーツにくわえ煙草がトレードマークのマサやんは、朝から晩までパチンコに明け暮れる根っからのギャンブラー。彼を中心に、ホールで巻き起こるトラブルや人間模様に焦点を当てた「泥臭い」ストーリーは秀逸。パチンコ漫画の名作といえる。

 

 

(C)こやま拓、白夜書房

「パチンカー奈美」

1989年から「漫画パチンカー」「パチンカーワールド」に連載。美人銀行OL・奈美の趣味はパチンコ。ふとしたきっかけでパチプロとの勝負に勝った彼女は、ペンギンホールのアイドルとして連戦連勝を重ねる。

 

 

 

(C)北鏡太、一の瀬正、白夜書房

「雷電」

1990年から「パチンカーワールド」に連載。現在も「漫画パチンカー」で連載が続く長寿作品。「雷電」こと大石吉太郎は、一匹狼のパチプロ。右手から発する活動電流で、自在に大当りを出す事が出来る。「こんな能力あったらいいな」と、リーチの度に雷電の真似をして「フンッ」と力んでいた若き日…(笑)

 

 

 

(C)茶木政一、前山滋、白夜書房

「釘師玉出のホール日誌」

1990年より「漫画パチンカー」に連載。釘師の視点から見たホール事情が、生々しく描写されている。GENKIホールの若き釘師・玉出は、釘を、台を、そしてパチンコを誰よりも愛する。

 

 

 

(C)安田一彦、門脇英治、白夜書房

「ストレートライフ」

1990年から「パチンカーワールド」に連載。現役プロの安田一彦氏がストーリーを担当。パチプロを目指す光治は、ジグマの竹さんから手ほどきを受け、「ロビーセンター」に通い詰める。タテの比較やマーク戦法を教わり、ハネモノで稼ぐ術を知った光治だが、開店プロやデジパチプロの実態に直面して、現実のパチプロの厳しさを知る。

 

 

 

(C)堂上まさ志、白夜書房

「銀玉命!銀次郎」

1992年より「パチンカーワールド」に連載。あの末井昭氏に「銀玉マサやんを超えた」と言わしめた、平成初期の名作。毎日ホールに通う「自称パチプロ」の銀次郎。デジパチの連チャンとハマリに翻弄される姿は、自らの運命を銀玉に託しているかのようだ。ノムさん、先生、マムシの源三といった、個性的な脇役達との絡みも面白い。

 

 

 

(C)下田一仁、佐原充敏、白夜書房

「ゴト師株式会社」

1990年から「漫画パチンカー」に連載。原作は伝説の裏ROM師、下田一仁氏。ゴト師株式会社の社長、君島明は「パチンコは、ファンの為に存在する」と考えており、プリペイドカードをゴリ押しする行政や、それに追随する悪徳ホールを嫌悪する。彼を慕う有能な社員(博士、工事屋、情報屋、マサル、ユミ)らと共に、巧妙な裏ROMをホールに仕掛け、悪しき権力との戦いに挑む。

 

 

 

(C)磯崎恵一、講談社

「ゴールデンパチンカー」

1993年から「月刊マガジンスペシャル」(少年マガジン増刊号)に連載。予備校に通う浪人生の玉出克巳は、パチンコが特技。受験勉強そっちのけで、ホールでの実戦に明け暮れる。弱小ホールを狙う荒らしパチプロ軍団や、体感器攻略で稼ぐ美人プロとの対決などが見もの。

 

 

 

(C)ビッグ錠、白夜書房

「球五郎烈球伝」

1993年から「漫画パチンカー」に連載。著者は「釘師サブやん」のビッグ錠。パチンコが手打ちから電動に変わり、パチンコから遠のいていた著者が、銀玉親方こと山崎一夫との出会いを機に、再びパチンコへの情熱を取り戻す。そんなきっかけで誕生した作品が、この「球五郎列球伝」だ。主人公・伴球五郎がホールで見せるアツい姿は、著者自身を投影したものであろう。

 

 

 

(C)郷力也、浜田文太、白夜書房

「パチプロ浪花梁山泊」

1995年から「漫画パチンカー」に連載。実在の攻略プロ軍団「浪花梁山泊」がモデル。リーダーの流宗次郎を中心に、デジパチ「春一番」の連チャン打法でホールをドル箱の海にする。対立する攻略プロ組織「ピグミー」との対決もみどころ。

 

 

 

(C)橋野健志郎、伊賀和洋、白夜書房

「田山幸憲のパチプロ日記Before」

1995年から「漫画パチンカー」に連載。 「パチプロ日記」で名高い故・田山幸憲プロの若き日を振り返った佳作。東大生だった田山青年が、ブクロのS店で不敗のノッポやイノさんなど、個性的なパチプロ達と出会い、やがて自身もプロへと成長して行く様を描く。

 

 

(パチスロ漫画編)

(C)西連史朗、山根泰昭、竹書房

「JACK ジャック パチスロ闇の帝王」

 1990年頃から連載。麻雀プロの土井泰昭氏が原作を担当(「山根泰昭」名義)。パチスロ勝負に人生を賭けた凄腕プロスロッター、南井彰(みないあきら)の活躍ぶりを描く。帝王南井が、伝説の「チェリー抜き」で死に台を爆発させる様は圧巻。非現実的との批判もあったが、個人的には、数少ないパチスロ漫画として当時愛読していた。

 

 

(C)雅亜公、シュベール出版

「アフター5プロフェッショナル」

 1991年頃から連載(当時のクレジットは「みやび亜公」)。主人公の加納竜男は、上司からどやされまくりのダメサラリーマン。しかし、アフターファイブは「パチスロプロのリュウ」という別の顔を持つ。そんな加納にほのかな恋心を抱く、会社のマドンナ向涼子。パチスロ作品としても、ラブコメディとしても楽しめる秀作。コンチ、スープラ、トライアンフなどの人気3号機が登場し、作者のパチスロ好きが作品からジワジワ伝わって来た。この作品目当てに、毎月コミック誌を駅の売店で買っていた記憶アリ。

 

 

 

(C)古沢一誠、峰岸とおる、竹書房

「ハイエナボーイ」

1990年から連載。W大学に通う学生スロッター石橋武は、他人がハマった後釜を狙う「ハイエナ」が得意。ホールで様々なパチスロ勝負を繰り広げ、常連や友人たちを助ける。当時、「W大学出身のスロッター」という所に、妙に共感して感情移入しながら読んでいた。

 

 

 

(C)古沢一誠、峰岸とおる、竹書房

「スロッターブギ」

平成初期(1990年頃)の連載。伝説のスロッター玉木涼は、連戦連勝の凄腕プロ。新宿・歌舞伎町で、彼の名を知らぬ者はいない。並み居る強豪プロの挑戦を退け、彼の不敗伝説は続く…。舞台となった歌舞伎町は当時のマイホームだった為、この作品も毎月欠かさず読んでいた記憶アリ。

 

 

 

(C)佐多みさき、白夜書房

「LEVEL レベル パチスロ悪の奇蹟」

 1991年から「漫画パチンカー」に連載。サラリーマンスロッター豊田一成は、ふとしたきっかけで新規パチスロ店の店長に抜擢される。但し、その店はサクラあり、裏ROMありの超ボッタクリ店。あの手この手で客を陥れる豊田は、まさに「悪魔に良心を売り渡して」金儲けに走る。


 

当時、「実機も好きだが漫画も好き」というファンも多く、私もその一人である。

部屋の片隅には、駅の売店やコンビニで調達したパチンコ・パチスロ漫画誌が、いつもうず高く積まれていた。

多くの作品がビデオ化されているので、原作は知らずとも、タイトルをご存知の方は多いだろう。

当時は、レンタルビデオ屋に行けば、この手のタイトルのVシネマがズラッと並んでいた。

一気にまとめ借りして徹夜で見た後、眠い目を擦りつつ朝の開店待ちをしていたっけ…。



1 コメント

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Unknown (マサルちゃん)
2012-08-26 23:14:23
今のマンガは実戦形式ばかりで寂しいですね
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