キタカゼとタイヨウ

「意識不明の重体」「重症びまん性脳損傷」から奇跡的に回復、社会人になった息子のこと。母の読書記録などなど。

「桜風堂ものがたり」村山早紀

2016-11-10 12:58:18 | 本と雑誌
桜風堂ものがたり
村山早紀
PHP研究所



銀河堂書店の文庫担当の月原一整
彼が追いかけた万引き少年が飛び出し、乗用車にひかれた
少年は一命をとり止めたものの、一整はネットで叩かれることに。

やがて一整は銀河堂書店をやめ、
ネットで知り合った「桜風堂書店」店主のもとへ。

一整の才能「隠れた名作を見いだす」才能

一整が見いだした新刊「四月の魚」
『旅は、終わらない。わたしたちの人生の旅は、家族の旅は、永遠に続くのだ。
  たとえ一度、握り合う手と手を離し、さよならをしたとしても、わたしたちはきっと、
 同じ空を行く旅人、一群れの魚なのだ。
  たとえこの目を閉じる日が来たとしても、わたしの目は、子どもたちの目を通して、
 同じ眼差しで、地平線に新しく昇る太陽を、何度でも、見るだろう。』


ワタシも読んでみたいなぁ~「四月の魚」

続編希望です。

「ふしぎな声のする町で」ほしおさなえ

2016-11-10 12:44:30 | 日記
ふしぎな声のする町で: ものだま探偵団 (児童書)
ほしおさなえ
徳間書店



「活版印刷三日月堂」を読んでほしおさなえさんの本を続けて読んでみたくなり
図書館で借りた本。

ものについてる魂「ものだまま」の声が聞こえる町
聞いてみたいなぁ、私も。

私は日頃から物によく話しかけてるし。
と言うことは、私の持ち物には「ものだま」が・・・

例えば、PC,スマホ、バック、眼鏡。
声が聞こえたら

  もっと大事にして~

っていうかも。

「I Love Letter」あさのあつこ

2016-11-10 12:35:41 | 本と雑誌
I love letter
あさのあつこ
文藝春秋


ILL(I Love Letter)は文通を業務とする会社
引きこもりだった岳彦は
社長で叔母のむっちゃんに引っ張りこまれ、
ILLの社員に。

手紙にまつわるエトセトラ
事件を解決するのは、手紙に文字に浮かび上がる背景。

手紙関連の本が続くのは私が手紙を欲してるから?

健常者と障害者の間で

2016-11-10 08:53:03 | 交通事故・高次脳機能障害
健常者でも障害者でもない息子との日々

それは後遺症なのか、それとも元々の性格なのか、
誉めたり、おだてたりの毎日。

先回りして作った(私が)

   入試カレンダー

先日、学校で同じようなものを作れと言われたとか
写してたよ。

昨日はできても、今日はできない。
昨日はできなくても、今日はできる。

本人は独り暮らしも出きるつもりだけど、親の心配はつきない。

いっそ、障害者とレッテルでも貼ってしまえば
拘束しておけるのにとさえ思う。

あの子の立ち位置も、
私の接し方もまだまだ手探り。

「みかづき」森絵都

2016-11-10 08:44:31 | 本と雑誌
みかづき
森 絵都
集英社


図書館で受け取ったとき、想像以上の厚さに

   え


がんばりました。

最初はちょっと取っつきにくかったんだけど
途中から寝るのを忘れて読みました。

親子三代の「教育」に関わる物語。
と一口で言っちゃうと簡単だけど、簡単な物語ではありません。

現在、教員の娘がいつか言ってたやりたいこと
と言うのは、一郎が始めたことのようなものなのかなぁ、
と読みながら思う。

教育って、親からみたら
悩んだり戸惑ってる暇ないんだよね。
子供は、小学生になったら高校卒業するまであっという間。
立ち止まって考えているうちに、すぐ大きくなる、
学校、塾、予備校に翻弄されているうちに上二人の教育が終わった我が家。