千盡仙人

◇ 佐藤千盡の油彩画

◇ photo <時の彼方に> senjinsennin

#8 ◇ 真っ黒に嫉妬の心育ちます

2018-06-28 03:05:45 | 千盡仙人五七の雑記日記
#8 ◇ 真っ黒に嫉妬の心育ちます
171005
*貴女が 呑んだビールの赤い缶 琥珀エビスや サイモンの歌

171006
*忍び逢ひ 一ツ瀬の浜 荒波の 海鳴りの音 凄き砂浜

171008
*薄っすらと霧かかりたる朝明かなライン電話で6:44:18

*万難を排して逢ふの逢ひたいの 束の間の逢ひ それでも逢ふの

*月子様 貴女に逢えて 人生が 完結したの 老い果ての逢ひ

171009
*うつせみの 世に目覚めては 大あわて 午睡の後のラブコールです

171010
*わがままの 愛の炎は燃えさかり いや逢ひたさはつのるばかりぞ

*iPhoneの画面に見入り穴があく真っ暗くらのその穴の奥

*ストレート ボディーブローに 勝負服 真っ暗闇の 雲隠れとは

*真っ黒に嫉妬の心育ちます愛にサヨナラ貴女の微笑

*救いなき闇に閉ざされ裏切りの心を思ふ孤独の世界

*さ丹つらふ 君を想ひぬ 眠れない この夜のため 我が身細りぬ

*諦めるより他はない どうするの 悲しみだけが心を覆ふ

*私の愛 心に深くたゆたふ 貴女への愛 それは真実

*君と一緒 生きてこの世にある限り 私の愛を君に捧げる

◇ 竹のこを 掘りおこしたる

2018-06-28 03:01:42 | 幸子〔ゆきこ〕のノート
241 水田にて しらさぎ一羽 影映し
242 そよ風に 束なるすみれ ゆれている
243 あし原に せりが競って 背伸する
244 もんしろか つぎつぎ移る すみれ花
245 大雨に なくうぐいすは わびしげに
246 藪椿 落ちて青空 ながめおり
247 竹のこを 掘りおこしたる 土の音
248 手のひらを 開いたような 柿若葉
249 銀の穂に 海風光る ちがやかな
250 せんだんの花 香わしき テーブルに