千盡仙人

◇ 佐藤千盡の油彩画

◇ photo <時の彼方に> senjinsennin

◇ 竹のこを 掘りおこしたる

2018-06-28 03:01:42 | 幸子〔ゆきこ〕のノート
241 水田にて しらさぎ一羽 影映し
242 そよ風に 束なるすみれ ゆれている
243 あし原に せりが競って 背伸する
244 もんしろか つぎつぎ移る すみれ花
245 大雨に なくうぐいすは わびしげに
246 藪椿 落ちて青空 ながめおり
247 竹のこを 掘りおこしたる 土の音
248 手のひらを 開いたような 柿若葉
249 銀の穂に 海風光る ちがやかな
250 せんだんの花 香わしき テーブルに

#7 ◇ 名月の照らす貴女の、、

2018-06-27 00:53:59 | 千盡仙人五七の雑記日記
#7 ◇ 名月の照らす貴女の、、
171003
*射干玉の夜毎の逢瀬 きみ求(と)める いったい愛は どこまで深く

*盲目の恋の行方はいざ知らず今日のお昼の散歩はいかが

*自らを持することなどできません私は恋に溺れています

*逢いたくて胸が苦しい無茶すぎる尊い人に無理難題を

*あるじの 力を受けよプリウスよ エンジン回せ彼女のもとに

171004
*名月や老いて恋人得たるかな

*老いらくの恋人月にスマホかな

*名月の照らす貴女の立ち姿

*嗚呼貴女幻だとは思えない月にスマホをかざす恋人

*月影に スマホを向ける 貴女を 見守りてをり スシロー駐車場

◇ べぶん子が 土手ではねけり

2018-06-27 00:50:39 | 幸子〔ゆきこ〕のノート
231 冴え冴えと 霜に降りけ△ 梅の花
232 梅の香に 酔いしれながら 庭いじり
233 日暮れなり 彼岸桜も 沈みゆく
234 べぶん子が 土手ではねけり 春の空
235 かぐわしや フカのあくにぞ 指そむる
236 つわを抜く 夫の手やさし 朝ぼらけ
237 竹のこが 裸で並ぶ 勝手口
238 この花が 犬ふぐりだよ 夫の手に
239 紫木蓮 つぼみの形ち 千鳥似て
240 紫木蓮 春しぐれにも 照り染むる

#6 ◇ 愛だけを 直球勝負 彼に告げるの

2018-06-26 05:28:41 | 千盡仙人五七の雑記日記
#6 ◇ 愛だけを 直球勝負 彼に告げるの
271001
*「あたしもと」思ってなくても 言ってみて。愛の心が きっと芽生える

*真心を 貴女の心、愛だけを 直球勝負 彼に告げるの

*橿の実の 1人荒野を 行きましょう 暗夜行路を とぼとぼと行く

*橿の実の 1人行きます 雨に風 星に月読 宇宙の果を (月夜霊・月読)

171002
*命とは口にはしても恋の道なんだか怖く震えています

*失うのがとても怖いよ なにかこう 絡め取られた蜘蛛の巣の蝶

*恋の闇 踏み込みました 嬉しさに 怖れに 不安 己を持する

*ちっぽけな愛に苦しむ。世のすべて優しく包む大きな愛よ

*恋人よ 此の手に抱く(うだく) ひとときよ この世も来む世も ともにと願ふ

◇恋の悩みを聞くうちに
*我が恋よ ミイラ取りが ミイラになってしまった ともにミイラに

*いざ走れ 駒よプリウス まっしぐら 貴女のもとへ 恋のみちゆき

◇ 潮騒淡く とんびの音

2018-06-26 05:21:25 | 幸子〔ゆきこ〕のノート
221 夕陰や 潮騒淡く とんびの音
222 大雪に 白あさがおや 小じんまり
223 夕焼けや 燃え立のぼる 冬影色
224 夫を待つ 日当ぼっこで 気もほぐれ
225 ふだん草 さくさくとした 大地味
226 渋柿の 黒くしぼんだ 年の暮
227 海の道 満月二日の 釣り小舟
228 ほゝ凍む 散歩の途中 おしるこを
229 凍み風に 梅が舞散る 雪模様
230 春風や 梅の運ぶか わがへやに