美唄市にかつて、短期大学がありました

2013(平成25)年3月をもって在籍ゼロに、同年6月8日に閉学式を行いました。それからの活動の記録です。

雪虫

2019年10月31日 21時21分07秒 | 美唄など地域のこと
今年は雪虫が多い
服にへばりつく「雪虫」異常発生、市街地を浮遊
2019/10/31 20:10読売新聞

雪虫などが大量発生し、
木々が白く覆われた音江パーキングエリア付近
(10日午後、深川市で)=鷹見安浩撮影
【読売新聞社】

(読売新聞)

冬の到来を告げる「雪虫」が
北海道内の各地で大量発生している。
約40年間、生態を研究している専門家は、
今年は「十数年に1度の異常な多さ」と指摘。
例年より、数週間遅い11月上旬まで出没する見込みだ。
服などにへばりつき、不衛生なことから、
「子どもを外出させられない」と
不快感を口にする人もいる。
(中尾敏宏、林麟太郎)

26日午後、札幌市中央区の円山公園近くの住宅街。
雲間からの日差しを受け、雪虫が一斉に飛び交った。
ジョギング中の男性は思わず立ち止まり、
顔や服に貼り付いた雪虫をぬぐった。
散歩中の高齢女性も、視界をふさぐ雪虫を
帽子で必死に振り払っていた。

北海道大学農学研究院の秋元信一教授(63)によると、
大量発生しているのは、
雪に似た形状の分泌物をまとって飛ぶことから
「雪虫」と呼ばれる体長約5ミリの「トドノネオオワタムシ」と、
仲間の体長約2ミリの「ケヤキフシアブラムシ」。

いずれもアブラムシの一種で、
例年は10月中旬〜下旬の風がない晴れた日に浮遊する。
道内では初雪の直前の時期に当たることから
「冬の訪れを告げる虫」として知られる。
東北や北関東の山間部などにも生息するが、
市街地を浮遊するのは道内の特徴だという。

■残暑で大量発生か

夏場はトドマツの根で樹液を吸って増える雪虫は、
冬が近づくと風に乗り、
産卵などのために数日かけてヤチダモの木に移動する。
仲間のアブラムシも同様に
ササの根からケヤキの木に移動する。
今夏の道内は9月に各地で真夏日を記録するなど
暑い日が長く続いた。
このため雪虫が繁殖できる期間も延び、
大量発生につながったとみられる。

ヤチダモの木が生える円山公園に近い
「ニチイキッズ南まるやま保育園」は今月、
園児の散歩を一時、中止した。
松阪道代園長(62)は
「園児の髪や服に大量の雪虫がついた。
園の床にも真っ黒になるほど死骸が散らばった」と説明した。
近くの30歳代の主婦も「洗濯物に死骸が貼り付き、
屋外に干せない。いつまで浮遊し続けるのか……」と嘆いた。

■小樽や道南でも

雪虫の大量発生は、小樽市などでも確認されているほか、
JR北海道によると、道南を走る路線では、
列車の運転席の窓に大量の雪虫が
衝突して視界不良になることがあり、
その度に清掃しているという。

道立衛生研究所(札幌市)の伊東拓也研究員は
「雪虫などによる健康被害の報告はないが、
今月の大発生では、立っているだけで
虫を吸い込んでしまう状況があった。
腐ったり、カビが生えたりした死骸が
野菜などに混入する恐れもあり、注意が必要だ」と話した。

https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/region/20191031-567-OYT1T50204.htmlより