2020年3月末に製造終了となる「タングロン」を飲んでみた /
北海道民が喪失を嘆く唯一無二の味
2/2(日) 6:00配信
ロケットニュース24
2020年1月22日付けの北海道新聞にて
製造終了のニュースが報じられると、
多数の北海道民からの嘆きの声が。
ネットにてニュースがバズり、
たちまち日本全国にその名が広まった「タングロン」。
ネット民の反応を見るに、
北海道ではかなりの知名度のようす。
しかしほとんどの他県の人にとっては完全に謎の存在。
これはとても気になる……ということで、
通販にて購入。実際に飲んでみたぞ!
・昆布エキス
北海道新聞によると、
製造が終了になるのは2020年3月末。
製造終了の理由は「製造機械の老朽化など」。
ということで、今でもまだ出荷はされているはずだが、
この記事を執筆している1月31日時点では
公式HPにて「只今欠品中」の文字が出ている。
購入したのは「タングロン 健康保険飲料 90ml × 4本入り」。
値段は346円だったが、
北海道外だとそこそこ送料がかかる点に注意が必要だ。
ちなみに筆者のところまでの送料は1,170円だった。
容器はよくある紙パックで、ストローを挿して飲むタイプ。
成分を見てみると、「昆布酵素エキス」や「リンゴ果汁」など。
昆布が入っているということは、
磯っぽい塩気があるのだろうか?
なんとなくイソジン的なイメージがわく。
リンゴ果汁も入っているようだが、。
今回は中身の色や匂いを確認するためにも、
ストローは使わずグラスに注いでみることに。
色はウーロン茶やウィスキーの様な、
やや濃いめの琥珀色。
匂いもかいでみたが、ほとんどしない感じ。
微妙にリンゴジュース的な香りがする気が
しなくもないが、ぶっちゃけ気のせいかもしれない。
それではいよいよ飲んでみよう。
正直見た目からも匂いからも味の想像は全くできていない。
製造終了で北海道民が
大きなショックを受けるほどのタングロン。
どんな味なのか……
おや?
これは……
_人人人人人人人_
> 分らない! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
・唯一無二
いやはや申し訳ない。
マジでよくわからない味。
そういえばネットで、
タングロンはタングロンとしか
言いようがない的なコメントを見た気がしたが、
確かにこれは唯一無二だ。
今回が初めてのはずだが、
なんとなく懐かしい味である。
記憶にある中から強いて最も近いものを上げるなら、
子供の時に飲んだ美味しい風邪薬シロップの味……?
いや、なんかそれも違う気がする。
リンゴ果汁が入っているようだが、
味は言うほどリンゴではない。
昆布のせいなのだろうか。
ではリンゴジュースに
昆布エキスを入れたら似たような感じに
なったりするのだろうか?
いやしかし昆布感もない。
ただし、物凄く微かにイソジン的な感じがする。
イソジン、リンゴ、そして甘いシロップ
というかなんというか。
やはりタングロンはタングロンの味としか
言えない気がする。ちなみに結構うまい。
北海道新聞によると、
道内では学校の給食に出ていたこともあるようだ。
もしもこの独特すぎる
タングロンの味が記憶に刷り込まれている場合、
製造中止による喪失感は大きいだろう。
まるでガラパゴス諸島の独特の生物群のように、
北海道にはカツゲンやらガラナやら、
他の地域にはない独特の飲料が多く存在する。
今回製造終了によって名前が
広く広まったタングロンもまた
その手のガラパゴス的な北海道系飲料。
変わった飲み物はこれまでにも
それなりに飲んできたつもりであったが、
タングロンはそのどれとも似ていない、
唯一無二の存在だった。
未知の味を求める好奇心旺盛な方は、
もし3月末までに欠品が解消されたら
飲んでみることをお勧めする。
たぶん同じものは他のどこからも出ないだろう。
参照元:北海道新聞、タングロン
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.
北海道民が喪失を嘆く唯一無二の味
2/2(日) 6:00配信
ロケットニュース24
2020年1月22日付けの北海道新聞にて
製造終了のニュースが報じられると、
多数の北海道民からの嘆きの声が。
ネットにてニュースがバズり、
たちまち日本全国にその名が広まった「タングロン」。
ネット民の反応を見るに、
北海道ではかなりの知名度のようす。
しかしほとんどの他県の人にとっては完全に謎の存在。
これはとても気になる……ということで、
通販にて購入。実際に飲んでみたぞ!
・昆布エキス
北海道新聞によると、
製造が終了になるのは2020年3月末。
製造終了の理由は「製造機械の老朽化など」。
ということで、今でもまだ出荷はされているはずだが、
この記事を執筆している1月31日時点では
公式HPにて「只今欠品中」の文字が出ている。
購入したのは「タングロン 健康保険飲料 90ml × 4本入り」。
値段は346円だったが、
北海道外だとそこそこ送料がかかる点に注意が必要だ。
ちなみに筆者のところまでの送料は1,170円だった。
容器はよくある紙パックで、ストローを挿して飲むタイプ。
成分を見てみると、「昆布酵素エキス」や「リンゴ果汁」など。
昆布が入っているということは、
磯っぽい塩気があるのだろうか?
なんとなくイソジン的なイメージがわく。
リンゴ果汁も入っているようだが、。
今回は中身の色や匂いを確認するためにも、
ストローは使わずグラスに注いでみることに。
色はウーロン茶やウィスキーの様な、
やや濃いめの琥珀色。
匂いもかいでみたが、ほとんどしない感じ。
微妙にリンゴジュース的な香りがする気が
しなくもないが、ぶっちゃけ気のせいかもしれない。
それではいよいよ飲んでみよう。
正直見た目からも匂いからも味の想像は全くできていない。
製造終了で北海道民が
大きなショックを受けるほどのタングロン。
どんな味なのか……
おや?
これは……
_人人人人人人人_
> 分らない! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
・唯一無二
いやはや申し訳ない。
マジでよくわからない味。
そういえばネットで、
タングロンはタングロンとしか
言いようがない的なコメントを見た気がしたが、
確かにこれは唯一無二だ。
今回が初めてのはずだが、
なんとなく懐かしい味である。
記憶にある中から強いて最も近いものを上げるなら、
子供の時に飲んだ美味しい風邪薬シロップの味……?
いや、なんかそれも違う気がする。
リンゴ果汁が入っているようだが、
味は言うほどリンゴではない。
昆布のせいなのだろうか。
ではリンゴジュースに
昆布エキスを入れたら似たような感じに
なったりするのだろうか?
いやしかし昆布感もない。
ただし、物凄く微かにイソジン的な感じがする。
イソジン、リンゴ、そして甘いシロップ
というかなんというか。
やはりタングロンはタングロンの味としか
言えない気がする。ちなみに結構うまい。
北海道新聞によると、
道内では学校の給食に出ていたこともあるようだ。
もしもこの独特すぎる
タングロンの味が記憶に刷り込まれている場合、
製造中止による喪失感は大きいだろう。
まるでガラパゴス諸島の独特の生物群のように、
北海道にはカツゲンやらガラナやら、
他の地域にはない独特の飲料が多く存在する。
今回製造終了によって名前が
広く広まったタングロンもまた
その手のガラパゴス的な北海道系飲料。
変わった飲み物はこれまでにも
それなりに飲んできたつもりであったが、
タングロンはそのどれとも似ていない、
唯一無二の存在だった。
未知の味を求める好奇心旺盛な方は、
もし3月末までに欠品が解消されたら
飲んでみることをお勧めする。
たぶん同じものは他のどこからも出ないだろう。
参照元:北海道新聞、タングロン
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.