沿線と歩んだ85年
札沼線、突然のラストラン
数奇な歴史、
静かな終幕
04/18 05:00
大勢の住民らが見守る中、新十津川駅を出発する最終列車=17日午前10時(大城戸剛撮影)
JR札沼線北海道医療大学―新十津川間(47・6キロ)が
17日に運行を終えた。
新型コロナウイルスの影響で、
最終運行日は2度にわたり前倒しとなり、
ラストランは前日夜に急きょ決定。
感染防止のため、各駅でのイベントなどは行われず、
沿線の住民らは、静かな雰囲気の中で最後の雄姿を目に焼き付けた。
時代に振り回されてきた札沼線の85年の歩みは、
最後まで数奇な歴史を刻んだ。
17日朝、新十津川駅前では、
防災行政無線で最終運行の前倒しを知った100人を超す町民らが集まり、
午前10時発の最終列車を手を振って見送った。
同町の山下徳司さん(85)もその一人で、
人垣から少し離れたところで見つめた。
「戦後の路線復活の開通式にも参加していたので感慨深い。
今まで何回も利用していた。なくなったら寂しいね」
トピックス
札沼線、突然のラストラン
数奇な歴史、
静かな終幕
04/18 05:00
大勢の住民らが見守る中、新十津川駅を出発する最終列車=17日午前10時(大城戸剛撮影)
JR札沼線北海道医療大学―新十津川間(47・6キロ)が
17日に運行を終えた。
新型コロナウイルスの影響で、
最終運行日は2度にわたり前倒しとなり、
ラストランは前日夜に急きょ決定。
感染防止のため、各駅でのイベントなどは行われず、
沿線の住民らは、静かな雰囲気の中で最後の雄姿を目に焼き付けた。
時代に振り回されてきた札沼線の85年の歩みは、
最後まで数奇な歴史を刻んだ。
17日朝、新十津川駅前では、
防災行政無線で最終運行の前倒しを知った100人を超す町民らが集まり、
午前10時発の最終列車を手を振って見送った。
同町の山下徳司さん(85)もその一人で、
人垣から少し離れたところで見つめた。
「戦後の路線復活の開通式にも参加していたので感慨深い。
今まで何回も利用していた。なくなったら寂しいね」
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