ねこじゃらし

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090404 東京国立博物館 ショウフクジザクラ フリルな花弁100枚 来歴が難しい 桜9

2009-04-26 08:21:02 | 植物・園芸・農業・庭園・公園など
上野東京国立博物館の桜探索もお庭を一周して最後の桜となった
本館を背にして池のほとりの右側に 
桃色で 人々の注目を浴びている桜がある

上野公園桜マップ№46 ショウフクジザクラ
 正福寺桜
Prunus ×tajimensis ‘Tajimensis'
演芸品種で花弁の数は50~100枚 果実は食べられる とある
アップにしてみるとこんな感じ

数多い花弁は すけるようなピンク色で
わずかにしわしわッとフリルになっている
やあ~~~ 美しい桜だ

これで きょう090404の東京国立博物館のお庭探索はおしまい
お庭の特別公開は19日まで 
遅咲きの桜はケンロクエンキクザクラなどは見られなかったけれど
7日にもう一度来たときに 4日には見られなかった本館正面の桜が見事だったので 次はそちらを見てみよう

サクラハンドブックにはショウフクジザクラはのっていなかった
遺伝研の桜HP 系等番号284にショウフクジがあった
こちらの学名はPrunus ×subhirtella Miq. cv. Shofukuji
よく似た枝垂れもあるようだ

東京国立博物館のショウフクジザクラにつけられている札の学名は
遺伝研の桜 系統番号114のショウフクジシダレの学名のようだ
Prunus tajimennsis Makino
ヤマザクラとキンキマメザクラの雑種で菊桜との関係も示唆されている
花弁の数は樹齢と関係するらしいとあり
東京国立博物館のショウフクジザクラは
50~100枚と書かれてはいたが それ程多くは無かった

正福寺とは兵庫県の美方温泉町にあるお寺で
その境内の枝垂れがショウフクジシダレ 別名 湯村枝垂れ だそうだ

ショウフクジシダレと直立性のショウフクジザクラとはよく似ていて
東京国立博物館のショウフクジザクラのように直立性のものは
コヒガン系とされている

う~~む 桜の系統や分類は複雑だ・・・ 
簡単に雑種ができてしまうところが難しくしているのかな・・・





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