北海道と青森に初雪だそうだ 秋が深まっていく・・・
「ひやおろし」の文字にするするするぅ~~~とひきよせられた
まだ、日本酒が美味しいと思えなかった頃、農業系大学出身の女性が、「日本酒は純米! ラベルに米・米麹と書いてあるのを買う。醸造アルコールってかいていあるのは純米じゃない」といっていたのをまねして、純米酒を買うことにしていたら、だんだんお酒が美味しく感じられるようになってきた。
でも、今回は
純米じゃない「本醸造」というマイナスファクターよりも、
「ひやおろし」つまり「秋限定」 と 「限定品」の文字と 「無濾過」と「原酒」と「生詰」と「蔵元直詰厳封之証」・・・と6つのプラス要素で、買い!!になりました
季節限定とか地域限定とかに弱い
秩父錦 ひやおろし 無濾過原酒 本醸造 生詰
埼玉県 矢尾本店
原材料名:米、米麹、醸造アルコール
精米歩合:60%
アルコール分:18.8°
原料米:
日本酒度:+1.0
酸度:1.8
アミノ酸度:1.8
製造年月日:20.09
081104 KS 1,260
評点 2.1
1優 すばらしいお酒 何度でもいただきたい
2良 おいしいお酒 御馳走様でした
3可 ちょっと苦手なお酒 残念ですが私には合いませんでした
熟度 2
1若い(熟成不足)
2飲み頃
3過熟(老ねている)
感想
のみやすい。 お燗にするととがった感じが丸くなり、味が濃く複雑になる感じ。1口、2口飲んでしばらくすると、香りが残る ちょっとわたしにはきつい 甘いアルコールの味
利き酒をするとき、ひゅるる・・・というか、るるる・・・というか
慣れた方は、口の中で独特の転がし方をしてお酒を評価する
今日はいただくときにちょっと、まねしてみた
とんでもな~~~い
ヘタだからだろう、やり方がちがったのだろう
アルコール分が舌を刺激するし、香りが鼻につんと来るし、味がうわ~~と気管に入ってきて咳き込むし・・・
かっこよく利き酒するのは容易ではない・・・です
でもね・・・だ~~れもお酒飲むときひゅるる・・・なんて飲み方しないでしょ。普通に飲んで、ふつうに食事とあわせる。そのやり方で美味しいのが一番
「ひゅるる・・・」「るるる・・・」は 当分パス
春巻き・青椒肉絲・古代米入りご飯
矢尾本店
全国新酒鑑評会七年連続金賞
HPの秩父錦の説明は残念ながら工事中
地酒のほか、焼酎、ワインも造っているようだ
原酒・・・アルコールの加水調整をしない清酒
ふつう清酒は15°のところ
このお酒、アルコール分が18.8°と高めになっている
純米でなくても、醸造アルコールを添加していても、加水していなければ「原酒」
現在の酒税では15°が基準で、1°上下するごとに加算・減算される
日本酒は醸造酒としてはもっともアルコール度が高く、造り方によるがもろみを絞ったままだと20~22°にもなる
それを水で薄めて15°に調整して出荷される
水を加えないのが原酒で、熱を加えていないのが生酒
おなじ、しぼったままでも意味が違う、まちがえそうだ
以前、M酒店さん主催の全国の蔵元さんを一同にあつめた日本酒の会で、1つの原酒を1°づつ割り水した5種類の同じお酒を飲んで度数順をあてるって催しがあったな・・・ぜんぜん当たらなかったけど 割り水で味や感じがちがってくるってのはわかった
生詰・・・「生」酒を「詰」めたものではない
この秩父錦は「生詰」と書いてある
「生詰」は「生」酒を「詰」めたものではない
日本酒は通常2回火入れをする
ろ過後貯蔵前に行う火入れをしていないと「生貯」
瓶詰めのときなどの出荷時におこなう2度目の火入れをしないのが「生詰」
どちらか一方をやっていないと「生」と言う字がつかわれる
火入れを2回ともやってないのが「生酒」
「生酒」というとなんか美味しそうなイメージがするから不思議で、「生詰」と書いてあると生酒かとおもってしまう
う~~~ん、日本酒は難しい
参考:尾瀬あきら 2001 知識ゼロからの日本酒入門 幻冬社 p.60・62
でもって、ひゅるるる…でよいかと思いますし、そこでお感じになられたのが、その酒の質ということかと思います。
「アルコール分が舌を刺激する」
「香りが鼻につんと来る」
これはまさしく酒質だと。
ただし、「味がうわ~~と気管に入ってきて咳き込む」はもしかすると、違ったところに酒が言っちゃったか、と。ひゅるるるは、喉から先には吸い込まず、口からすった空気が鼻に抜ける感じかなと思っています。だから、先の2つはアリかなと思いましたです。アルコールの気管方面攻撃は辛いです、はい。あ、液体が鼻に入っても辛いですね、一度経験あり。死にそうでした(笑)。