先日、高知に行った時です。
「旅の重さ」ググってみました。
高知県の高知市から東へ、安田町の大心劇場で「旅の重さ」の映画上映があるという看板!
「旅の重さ」ググってみました。
主演: 高橋洋子
音楽: 吉田拓郎
ロケ地: 土佐清水ロケ(オール四国ロケ)
制作会社: 松竹
公開: 1972年10月 昭和47年
なんか無性に観たくなりネットで調べてAmazonレンタルで一昨日の夜に観ました。
主演の高橋洋子さん可愛い❤️💕
この初々しい可愛さは、おっさんの心も少年の心も虜にしますよ。
また、吉田拓郎さんの「今までそして明日から」の歌も最高ですね。
<あらすじ>
家出をした少女は、旅先で様々な人々に出会いながら、四国を巡礼する。
足摺岬の近くでは、旅芸人・松田国太郎一座と出会い、一緒に過ごす。
一座のひとりで情熱的な政子と特に仲良くなり、二人でパンツひとつになり海に飛び込んだりして過ごす時間…。一座には他に、色男役の吉蔵、竜次、光子など少女にとっては初めて知る人生経験豊かな顔ぶれに映る。やがて、少女は、政子に別れを告げた。政子が不意に少女の乳房を愛撫し始める。初めて経験するレズビアン。沸騰するような愛撫を交わす。
10日足らずの後、ふたたび少女は旅をつづける。しかしわずか数日後、風邪をこじらせ路傍に倒れる。少女を助けたのは40歳を過ぎた魚の行商人、木村であった。二人は奇妙な新婚生活を始め、少女は行商に出る。
「ママこの生活に私は満足しているの。この生活こそ私の理想だと思っているの。この生活には何はともあれ愛があり、孤独があり、詩があるのよ」
母への手紙には1000円を同封し、そう告白する。
作品は1972年、昭和47年の四国の映像で非常に美しいですね。
国鉄の「しおかぜ」、「うわじま」の列車のシーンがまた良いですね。
しかし、49年も前の時代でしょうか?18歳のJK少女がこんな旅をして野宿遍路と水浴びとは今では考えられませんね。
まあ、この時代は昭和47年は小生も6歳でして、75番の善通寺さんの門前にはホームレスの方々が、ずらっと座っていました。
物乞い賽銭箱が置かれていて箱の中には見せかけの100円硬貨や伊藤博文があったのを記憶しています。
まだ日本も貧しかったし生活保護もない時代だったのだろう。
まあ、半世紀前の作品でありますが、今の時代に小生の娘を、こんな1人旅には出せませんよ。
スマホも無い!
自販機も田舎には普及してい無い!
コンビニも無い!
ビジホもほとんど無い!
劇中には津島町の三好旅館が「旅館いよや」での設定で出ています。映画の中では旅館の素泊まりが300円、風呂代が30円とか、現在とは価格設定が一桁以上も違いますね。
三好旅館の今の女将も撮影当時は、まだ嫁いできたばかりの出来事だったそうです。
大勢のスタッフも部屋に入れきれずに、玄関先で寝泊まりしていとか。
主演の高橋洋子が宿帳に名前を書き入れるシーンで、蚊取り線香が出てくる。蚊取り線香にちなんで、名前を蚊取巻子と書き入れた。
蚊取り線香の缶は、この女将さんが、買ってきて保管してある物を撮影に使用したそうです。
その後、先代女将と宇和島まで行き映画を観賞したそうですが、蚊取り線香のシーンの時は二人で飛び跳ねたと当時の事を語ってくれたとか。
まあしかし、昭和の時代の切り口の映画で非常にたまらんです。
おまけ!
映画ロケ地