冷や麦を食べたくて生活圏のスーパーの四軒目でやっと買うことができた。
四軒目までの三軒には置いてなかった。
手に入れた四軒目のスーパーの乾麺売り場にたまたま店の方がいたが、その方は「冷や麦」を知らなかった。
夏場の定番商品だと思っていたので何かがおきているなと思ってWEB情報のいくつかに当たってみて、ざっと目を通したらいくつかのことがわかった。
・昭和40年ごろは国内で8万トンほど生産されていたが近年は2万トン以下に減っている
・そうめんの生産量は冷や麦とは逆に平成期に急増し、昨年は微減に留まる。
・緑や赤に染めたものを混ぜていたのはそうめんとの見分けがつきやすいようにしたのが由来だが混ぜない業者が増えた(私はサービスだと思っていたが、下記五木の製品は狙って作っていると思う。私も買ったことがある)
子供のころは色のついた麺が嬉しくて狙ってすくっていたような気がする。今でも嬉しいのだが。
冷や麦の生産量の減少は消費者の変化なのか製造や流通業者の事情によるものかはわからないが、楽天市場をのぞいたら北海道や関西、九州の主要産地の商品がたくさん販売されていたのでなんとなく安心した。
豊かな日本の麺文化の一端しか知らないが、食べる楽しみを励みにこの夏を生き延びたい。
(見出し画像は佐賀県嬉野市塩田町の今春の麦秋風景)