上海帰りのリルです。

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

はじめまして & 再会

2009-07-13 21:42:00 | 新入社員 from ベトナム(2)
 お待たせしました。

 2年ぶりのベトナムからの新入社員の日本語クラスのお仕事開始です。

 今回の学習者は4人。そのうちひとりはかわいい女の子。

 前回同様、初級の初級かと思っていたら、最初から、それぞれのノートに漢字を書いたのをみて、びっくり!!

 そして、彼らが先週まで約一ヶ月間通った日本語学校で使っていた教材を見せてもらう。

 うーむ…初級文法は一通り終わっているようだ。

 ま、いいや。

 今日は、レベルチェック…と思って、いろいろ題材は持ってきたから…と自己紹介から始めた。

 そして、家族紹介へと話を広げる。

 「~は~です。」の形だけでも、いろいろ言えるものなのよ。

 例えば「弟の趣味は、川で魚を釣ることです。」とか…「の」や「こと」を使えば、文を長くしていける。

 でも、すらすらとは、文が出てこない。どうやら、たくさん、言葉を知っているけど、それを使う練習が少なかったみたいだ。

 聞けば、それぞれ、国で半年ぐらい日本語を勉強してきたとのこと。

 そっか。

 最後に、今日持って行った教材『とびら1』について、

「これは、簡単ですか?」と聞いてみた。

「う…うん…」と消極的な肯定。易し過ぎるという意味だね。

 そりゃ、読めば、みんな意味がわかることばかりだと思うけど、その言葉を使えていないのが問題なわけで…

 教科書だけの内容での「質問→答え」じゃ、実際の会話とは違うもんなー。

 そして、初級文法は終了していても、中級のロームプレイはできるほどのレベルではない。

 よし。メインテキストは変えずに、副教材でなんとかしよう…と

 方針を、今さっき、決めました。
(予定を大幅に変更のため^^;)

 帰りのバスで、彼らの先輩(ベトナムからの一期生)のひとりチョンさんに会う。

「わー、チョンさん、元気?」

「はい、元気です。」

「日本語勉強してる彼女は?」

「もうやめました。」

「もう日本語の勉強やめちゃったのかぁ。ね、彼女は、まだ彼女なの?」

「はい、まだ別れてません。」

 このやりとりを聞いていた新しい生徒のデイアップさんが、「そんな話まで先生にするのか。」とチョンさんにベトナム語で言ったようだ。

 チョンさんは、にっこり笑って、

「そうです。なんでも話しました。」と日本語で言いました。

 そうだったね。今より知ってる言葉は少なかったのに、一生懸命、彼女との出会いを話してくれたね。

 私が聞きだしたわけじゃない。それが、彼の一番話したいことだったんだよ、きっと。

 今度の4人は、どうも、そういうムードじゃないんだけど、

 2ヶ月間の短期集中レッスンで、会話力アップ!というのが、目標です。