上海帰りのリルです。

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

聴き取り力を強化したい。

2009-07-24 00:03:00 | 新入社員 from ベトナム(2)
 おとといだったか、Dアップさんが言った。

「ベトナムで、3級(日本語検定)までの単語も文法も全部勉強した。でも、意味がわからない。」

「どうして?」

「わからない。」

他の3人もうなずいた。

 2週間教えていてわかったことは2つ。

 今回の4人は、ベトナムで半年本当に真面目に勉強してたってこと。それは、彼らのノートを見るとよくわかる。びっしり、きれいな字で(漢字も)書いてある。タスクを与えて話す練習のとき、ときどき、そのノートをひっくり返して言葉を探すんだ。

 それと、聴き取りが弱いってこと。

 彼らの直属の上司Oさんと話をして、聴き取りに力を入れることにしました。

 Oさんの希望は「お笑いの掛け合いが聞き取れて笑えるようになるところまで。」

 「ええっ?!それは、かなり高度ですよ^^;」

 そんなわけで、Oさんの提案もあって、ちょっとドラマを見てみることにしました。

 教室として使っている会議室にノートPCを用意してくれて、ネットに繋げるようにしてくれたので、

 今日、“ようつべ”にUPしてあるドラマ『のだめ』の一部を8分間ぐらい見ました。

 なんか入学したての医学生にいきなり解剖見せちゃったって感じ。

 「どうだった?」って聞いたら「ぜんぜん、わからない。」

 「じゃあ、少しでもいいから、わかったことを話してください。」言葉が聞き取れなくても、わかるところはわかるもんね。ポツポツわかったことを話してくれた。

 そして、私があらすじを説明して、もう一度、途中で何度か止めながら、いくつか、使えそうな表現をホワイトボードに書いて、その表現を使っているセリフに注目させて、見せた。

 後半、ちょっとみんなに変化あり。

 「あ、○○って。」少し聞き取れたことを口に出す。それは100%は聞き取れてるわけじゃないけど、空耳アワーよりは、近いぞ。

 この段階でドラマ!?っておっしゃる同業者がいるかもしれない。でも、生の日本人…っていうか私以外の日本人と話せるようにならなきゃ意味がないわけだからさ、ゆっくりしてられないの。私だって、あと6週間しかいられないし。

 だったら、教材として作られたものより、ドラマを見せたほうがいいって思ったんだ。(O部長、アイディアありがとうございます m(_ _)m )

 プロの日本語教師が解説すれば、教材になるでしょ?

 ただし、生徒も教師も疲れるので、8分ぐらいを見せるのが精一杯ってこともわかりました。

 ※みなさま、お勧めのドラマがあったら、教えてください。


〔今週知ったこと〕・ベトナムの河童はワニに似ている。
・ダンさんのお父さんの飼っているボア(体重3キロの大蛇)は優しい。
・トンボにおへそをかまれると泳ぎが上手になる…とベトナムでは言われている。