上海帰りのリルです。

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魔女一族

2009-07-25 23:22:00 | 劇団ステージドア’09
 劇団ステージドアの来年夏(7/31・8/1)の公演「華々しき一族(仮題)」は、魔女の一族の話らしいです。

 そして、魔女たちと魔女ではない人たちの対立があるとのこと。(まだ構想中!)

 できれば、私は魔女役がいいんだけどな。

 だって、魔法って使ってみたいじゃん。


〔おまけ〕今、テレビのワイドショーで、アリスの復活を伝えていました。…母校の講堂が“フォークの殿堂”だなんて、知らなかったよ…。あたし、あの舞台に何度も立ったことあるけど(^^;


 ※関係ないけど、今日Tさん(撮りフネ)が日焼けするのも厭わず、「海フェスタよこはま」で撮影した写真をアップします。
 

  

  

聴き取り力を強化したい。

2009-07-24 00:03:00 | 新入社員 from ベトナム(2)
 おとといだったか、Dアップさんが言った。

「ベトナムで、3級(日本語検定)までの単語も文法も全部勉強した。でも、意味がわからない。」

「どうして?」

「わからない。」

他の3人もうなずいた。

 2週間教えていてわかったことは2つ。

 今回の4人は、ベトナムで半年本当に真面目に勉強してたってこと。それは、彼らのノートを見るとよくわかる。びっしり、きれいな字で(漢字も)書いてある。タスクを与えて話す練習のとき、ときどき、そのノートをひっくり返して言葉を探すんだ。

 それと、聴き取りが弱いってこと。

 彼らの直属の上司Oさんと話をして、聴き取りに力を入れることにしました。

 Oさんの希望は「お笑いの掛け合いが聞き取れて笑えるようになるところまで。」

 「ええっ?!それは、かなり高度ですよ^^;」

 そんなわけで、Oさんの提案もあって、ちょっとドラマを見てみることにしました。

 教室として使っている会議室にノートPCを用意してくれて、ネットに繋げるようにしてくれたので、

 今日、“ようつべ”にUPしてあるドラマ『のだめ』の一部を8分間ぐらい見ました。

 なんか入学したての医学生にいきなり解剖見せちゃったって感じ。

 「どうだった?」って聞いたら「ぜんぜん、わからない。」

 「じゃあ、少しでもいいから、わかったことを話してください。」言葉が聞き取れなくても、わかるところはわかるもんね。ポツポツわかったことを話してくれた。

 そして、私があらすじを説明して、もう一度、途中で何度か止めながら、いくつか、使えそうな表現をホワイトボードに書いて、その表現を使っているセリフに注目させて、見せた。

 後半、ちょっとみんなに変化あり。

 「あ、○○って。」少し聞き取れたことを口に出す。それは100%は聞き取れてるわけじゃないけど、空耳アワーよりは、近いぞ。

 この段階でドラマ!?っておっしゃる同業者がいるかもしれない。でも、生の日本人…っていうか私以外の日本人と話せるようにならなきゃ意味がないわけだからさ、ゆっくりしてられないの。私だって、あと6週間しかいられないし。

 だったら、教材として作られたものより、ドラマを見せたほうがいいって思ったんだ。(O部長、アイディアありがとうございます m(_ _)m )

 プロの日本語教師が解説すれば、教材になるでしょ?

 ただし、生徒も教師も疲れるので、8分ぐらいを見せるのが精一杯ってこともわかりました。

 ※みなさま、お勧めのドラマがあったら、教えてください。


〔今週知ったこと〕・ベトナムの河童はワニに似ている。
・ダンさんのお父さんの飼っているボア(体重3キロの大蛇)は優しい。
・トンボにおへそをかまれると泳ぎが上手になる…とベトナムでは言われている。 

999個の星

2009-07-23 22:25:00 | 新入社員 from ベトナム(2)
 「~を~る」→「~の~方」例)レストランの予約をする→レストランの予約のしかた ― という練習をしたとき、

 「鶴を折る」という問題がありました。「とびら」って教科書はこういうとこがいいと思う。正解を出すだけじゃなくて、ここから話を広げられるじゃん。

 折り紙の話をして、「紙を折る」を教えて、鶴っていう鳥がどんな鳥か教えて(これは、その場で辞書で調べてもらった。)折り紙の鶴を千羽折ると千羽鶴になるって話をした。ベトナムでも折り紙はあるそうです。(日本から伝わったのかも…とのこと。)

 入院している人のお見舞いに千羽鶴をあげるって話もした。(ちょうど今日は、この問題をするまえに入院している人のショートドラマを見たの。)

「韓国では、好きな人に千羽鶴をあげるそうです。(まえに韓国の人に聞いたの。女の子が男性アイドルにあげたりするそう。)」

そしたら、ダンさんが
「ベトナムでは、星を折ります。」と言った。
「女の子だけ。」と言ったのは、Gアップさん。
女の子のタムさんが、メモに“999”と書いて
「999の星をあげます。」と言った。

わー、かわいいsymbol2
オトメのリル先生が、(きっと目の中に星を浮かべて^^;)
「女の子が999個の星を男の子にあげたら、男の子はどうしますか。」と質問したところ、
タムさんは、
「知りません。」
「え?」
「経験がありませんから。」
とあっさり答えました。

みんなのアイドル・タムさんは、けっこういい味だしてます。 

どうでもいいことかもしれないんだけど、

2009-07-22 21:23:00 | From 東京
 「~じゃん。」と「~じゃないの。」は意味は同じ?

 私にとっては、ぜーーーーーーんぜん違う。

 …っていうことは、フツーの人にとってはどうでもいいことかもしれないんだけど、私はそういうふうに思ったってことを、言わなきゃいけないと思ったの。

 言ってもいい仲間だと思ったからなんだけど、失礼してたら、ごめんなさい。(たぶん、失礼なことなんだろうな、日本の常識からすると。)

 “意味”で考えたら、説明できないよ。

 ただ、若い男の子が友達励ますときに「~すりゃいいじゃないの。」と説教臭く言うのは、いやなの。

 感情で教科書の言葉を選ぶ日本語教師が、ひとりくらいいても…いいよね。


〔追記(7/23)〕男の子たちの会話は「じゃん。」のままでいいってことになりました。…っていうか、直さなきゃいけない箇所はべつのところでした。私の勘違いでした(T-T)この記事について「言ってることわかります!」ってメールくれたプリンスくんありがとう(ToT)これからも、ときどき暴走するリル(^^;をよろしくお願いしますm(_ _)m


〔おまけ〕ベトナムの人たちのレッスンで、レッスンの終わりに
「何か質問はありませんか?」と聞いたら、タムさんに
「先生の指輪…きれいです。」と言われた。今日、私はアイスクリームの指輪(6%dokidoki)をしていました。タムさんもアイスクリームが好きなんだって。

てんしゅものがたり

2009-07-21 23:01:00 | From 東京
 先週、ベニちゃんと並んで立ち見で、歌舞伎座の4階で「天守物語」を見ました。

 姫路の白鷺城の最上階には、美しい姿の異形の者たちが住んでいる…というお話。

 白鷺城の美しい富姫さまは、その日、「おねえさま」と慕う亀姫ちゃんが遊びに来るというのにお出かけになっていた。戻ってくると、「亀ちゃんが来るっていうのに、人間たちが鷹狩りをしてうるさいから、夜叉が池の雪さんに、雨風で人間たちの騒ぎを妨害してって頼んできたの。」とのこと。

 しばらくして、赤くて大きくて目立つ姿の朱の盤坊が大きい声で「たのもー!」と亀姫ちゃんが来たことを知らせ、富姫さまへの取次ぎを…とやってくる。

 この亀姫ちゃんからのおみやげというのが、男の生首。その首は、亀ちゃんとこのお城の主の首。そして、その首の顔は、富姫さまの住む城の主の顔にそっくり。というのも、亀ちゃんとこのお殿様と富姫さまのとこのお殿様は兄弟だから。富姫さまは、この生首のおみやげを喜んで、自分たちの守り神である獅子頭に供えると、獅子は口を開いて、それを飲み込んだ。

 ふたりの姫は手まりをついたりして楽しく遊んだが、もう帰る時間に…。ちょうどそのとき、地上では、鷹狩りをしていた人間たちが帰ってくる。富姫さまたちはそれを見る。殿様の連れている白い鷹がすばらしい。富姫さまは、その白い鷹を亀ちゃんのために捕ってあげた。

 そして、夜、暗い中、富姫さまがひとりでいると、このお城の殿様につかえる人間・図書之助(ずしょのすけ)が来る。図書之助はいなくなった鷹を追ってここまで来たと富姫に話す。天守閣の最上階、富姫たちの住むところは、ほんとうは、人間の来る場所ではない。本来なら、富姫はここに来た人間の命を奪わなければならないのだが、図書之助がどうどうとはっきりと来た理由を話したので、「COOL!(涼しい言葉)」と言って、帰すことにした。

 それで、図書くんは一回帰ったのに、灯りが消えちゃったとかでまた戻ってきて、そのとき、富姫さまは、図書くんの顔をじーーーっと見て、「帰したくない」なんていっちゃったりして…いきなり目がハート。ここで、図書くんはお殿さまの鷹を逃がしてしまった罪で、切腹しなければならないということが判明。そして、富姫さまは、「その鷹を捕ったのは私よ。」と言う。「だいたい、鷹には鷹の世界があるのよ。それを自分のものだなんて言うのは人間の勝手よ。」と言う。図書くんはその言葉に感動し、ふたり見つめあい、ラブラブモード。でも、図書くんは、「下にいる上司(お殿さま)の命令で来たんだから、帰らなきゃなんない。人に仕える身っていうのは、そういうものなんだよ。」と言って帰ろうとする。富姫さまは、この人は引き止められないな…と思って、「じゃあ、お餞別にいいものあげる。」とお殿様の宝物の兜をあげるのでした。図書くんは「どうしてお殿さまの宝物が姫君のところに?」と驚くが、ありがたくもらって、下へ戻っていきました。

 ひとりぽつんと残った富姫さまのところに姫さまのことはなんでもわかっている薄が来て、なぐさめる。「また、ご縁がありますよ。」

 姫さま、それから俯くばかり。

 薄は下を見下ろして実況中継。「大勢の人がおたまじゃくしみたいに見える中、図書さまは一際かっこいい!光ってる!」でも、図書くんが、姫さまにもらった兜を殿さまに見せたらたいへん、殿さまは、図書くんがそれを盗んだと思い、家来たちに図書くんを斬るように命じる。

 図書くん、また、富姫のいる城の天守閣まで逃げてくる。

 姫が図書くんと一緒に獅子頭の下に潜ると、獅子に姿が変わる。その姿で、追ってきた人間たちを迎えうつが、獅子の目を斬られると、図書くんも、姫も、目が見えなくなってしまう。ピンチ!そのとき姫が、「ほら、誰の首だ!」と亀ちゃんからのおみやげの首(殿さまの顔にそっくり)を投げると、人間たちは、「殿さまだ!」と恐れおののき、逃げていく。

 人間たちは去って行ったが、富姫さまと図書くんは、また、あの人間たちは戻ってくるだろう、そうしたら、もう助からない…と思う。「助けられなくてごめんね、図書くん。」「いいえ、姫君、あの者たちに斬られるくらいなら、姫の手にかかって死にたい。」と言い、ぎゅっと抱き合う。

 すると、なんだか神さまみたいなおじいさんが突然現れて、「ふたりの愛に感動した!私はこの獅子頭を彫った桃六だよ。」とかなんとか言って、持っていたノミで、獅子頭の目をコツコツと彫ると、獅子の目が開き、富姫さまも図書くんも目が見えるようになりました。

 急にハッピーエンドのお話でした。

 ベニちゃんは、どのくらいわかったでしょうか。とりあえず、立ち見は足が疲れたね。

 富姫さまは美しく、図書さまはりりしかったです。