おじさんたちにプレゼントを配り終えた後、司教と10人司祭たちによって、クリスマスのミサが行われた。
参加した老年のイタリア人司祭も、その司祭の人数の多さから「カテドラルみたいだ」と退出時に笑みを浮かべて言っていた。
ミサを授かったボランティアも多かった、席に座れない人が20人くらいは居たかも知れない。
その後のパーティーも人の多さから、あっという間に食事が無くなった。
そして、それぞれ笑みを浮かべ、年末の挨拶をして去って行った。
この日470人のおじさんたちが来てくれた、550人分用意していたので、余ったものを上野、浅草に分かれて自転車で配りに行った。
この時になると、いつものボランティアと数人の残ったボランティアしか居なかった。
私は久しぶりに浅草に向かった。
午後になって降った雨により、風は冷たく、辺りはもう薄暗くなってきていた。
{つづく}