七つの短編が収められた本です。伊坂ワールドが好きな人には楽しめる内容でしょう。
それぞれ関連のない話が収められているように見えますが、首折り男と云うキーワードで繋がっている話もあります。
いろいろと趣向を凝らした話があって伊坂幸太郎ファンでなくてもミステリ好きな人なら十分楽しめる七つの物語です。
七つの中で個人的には「月曜日から逃げろ」が面白いと思いました。登場人物からチャップリンの映画という言葉が出てきますが
それはネタバレに繋がるのじゃないの?と想像しましたが、そんな読者を最後に爽やかにうっちゃる手の込んだ捻りを加えた話しでした。
読んだあと直ぐにまた読み直しても「ン?」となる内容でそれじゃあ最初から?と気付く上手さです。
よくあるこれまでいろんな雑誌に発表した短編を集めて出す短編集とかよりは、ずっと面白い内容の物語が詰まった一冊と思います。
各雑誌に書く段階で繋がりを意識してストーリーを作り書いていくのでしょうが、それも視点を変えて違う角度からまるで違う内容の話しのようでいて
実は繋がりがあるというテクニシャンぶりが伺われる構成です。
かなり持ち上げた感じですからひとつ苦言を呈すると、個人的には黒澤という人物に馴染めません。この登場人物は探偵仕事もするし空き巣仕事もするという人物に
なっています。簡単に他人の家に侵入出来る腕を持った人物と設定してありますが、これは作者からすれば動かしやすいキャラクターと云え安易だと思います。
イメージとしてはルパン三世的な人物に見えますが、読者にそうイメージしてもらいたいのかどうか分かりませんが、空き巣なんて
チンケな仕事をする人物なんてどうなんだろうと思います。もう少しスマートな人物設定にして欲しかったと思うのは私だけでしょうか。
qokjb7 http://blog.goo.ne.jp/sheriock221b
それぞれ関連のない話が収められているように見えますが、首折り男と云うキーワードで繋がっている話もあります。
いろいろと趣向を凝らした話があって伊坂幸太郎ファンでなくてもミステリ好きな人なら十分楽しめる七つの物語です。
七つの中で個人的には「月曜日から逃げろ」が面白いと思いました。登場人物からチャップリンの映画という言葉が出てきますが
それはネタバレに繋がるのじゃないの?と想像しましたが、そんな読者を最後に爽やかにうっちゃる手の込んだ捻りを加えた話しでした。
読んだあと直ぐにまた読み直しても「ン?」となる内容でそれじゃあ最初から?と気付く上手さです。
よくあるこれまでいろんな雑誌に発表した短編を集めて出す短編集とかよりは、ずっと面白い内容の物語が詰まった一冊と思います。
各雑誌に書く段階で繋がりを意識してストーリーを作り書いていくのでしょうが、それも視点を変えて違う角度からまるで違う内容の話しのようでいて
実は繋がりがあるというテクニシャンぶりが伺われる構成です。
かなり持ち上げた感じですからひとつ苦言を呈すると、個人的には黒澤という人物に馴染めません。この登場人物は探偵仕事もするし空き巣仕事もするという人物に
なっています。簡単に他人の家に侵入出来る腕を持った人物と設定してありますが、これは作者からすれば動かしやすいキャラクターと云え安易だと思います。
イメージとしてはルパン三世的な人物に見えますが、読者にそうイメージしてもらいたいのかどうか分かりませんが、空き巣なんて
チンケな仕事をする人物なんてどうなんだろうと思います。もう少しスマートな人物設定にして欲しかったと思うのは私だけでしょうか。
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自分も「首折り男のための協奏曲」読みましたよ。
面白いですよね。
小気味良いトリックが盛り込まれているから楽しかったです。
そのうえ心温まる内容が多かったのも良かったと思いましたよ!
米澤さんや道尾さんの作品も読みますが面白いですよね。
はい、またお邪魔させていただきたいと思います!