Mのミステリー研究所

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「トランス」ダニー・ボイル監督のサスペンス

2014-03-22 17:05:01 | 日記
「127時間」の後のダニー・ボイル監督の新作です。「127時間」は鮮烈な映像で魅せてくれましたが、今回は催眠=トランスといったお話で
オークション会場からゴヤの名画「魔女たちの飛翔」を盗み出す途中、競売人のサイモンが計画に無い行為をしたためボスに頭を殴られることになります。このケガがきっかけで彼は記憶を
失います。回収して持ち帰った額縁には絵がないことに気付いたボスはサイモンに絵のある場所を吐かせるために心理療法、催眠術の治療を受け記憶を取戻させようとします。
しかし、サイモンの頭の中は複雑でした。それには理由があるのですがネタバレになってしまうのでここは書けません。
とにかく絵がどこにあるか記憶を取戻させようと焦る強奪メンバー。そこに何故か治療を担当していた女の医師が入り込んできます。いろいろ手を尽くす心理療法ですが少しずつ
記憶が戻ってきます。しかし、このあと展開が目まぐるしく変わり先が読めなくなります。女性医師とサイモンの関係。絵の隠し場所。強奪メンバーたちの動き。
これらが127時間で見せたスタイリッシュな映像で描かれます。1カットにこだわった映像。バックに流れる音楽。いずれもダニー・ボイルらしい心地よいものです。
ことの真相もラストの余韻の良さもありスッキリした気分で観終わりました。

        
                  


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