恥ずかしながら小学校の時 ピアノを習っておりまして
バイエルが済むと
メトロローズ
ピアノのテクニックとか
ピアノの練習ラジリティー 記憶で書いたのですが、こんな大きなテキストで練習しておりました。音楽之友社発行の たてA3判くらいの大きい楽譜
親が楽譜の入る大きな手提げを用意してくれて近所の先生んとこに行ってました。
この楽譜 編者が
安川加壽子って
ゴシック20pくらいで印刷された表紙なの。
だから、安川さんって、音楽の方のとても偉い学者だと思ってた。
大人になってから、安川さんは芸大の先生で大御大で誰も逆らえない先生だと思っていた。近影も出なかったし。
だから、10年くらい前に門弟でいらっしゃる青柳いづみこさんの著書を読むまで安川加壽子さんが、フランス育ちで、戦争後大変苦労しながら演奏家を続けたことや、晩年ご病気で演奏活動が出来なくなった事など全く知らなかった。
無知とは恥ずかしいことで。
昨日は、アマゾンでやっと手に入れた古本の単行本を半日あっという間に読んだのだが、少しばかり涙が出ましたね。
一枚だけ持っていたCDは、私のピアノの先生の弾き方とよく似ていて骨太のがっちりした音を出す方で、テンポは速いがチャラチャラしていなくて、大先生の雰囲気のある方でした。めったに録音を喜ばない方なので、音源が古いせいもあるけれど根は明るく弟子にやさしい先生だったそうだ。
リウマチさえなければなあ。多分戦後のある時期演奏会をやりすぎてお疲れになったのだろうと、同情する。