先日、鈴木 博毅 氏 による「「超」入門 失敗の本質 日本軍と現代日本に共通する23の組織的ジレンマ」を読み終えました。
私の場合、同じ本を何度も読み直すことはまずしないのですが、「失敗の本質」はその数少ない例外です。(単行本も文庫本も持っています)
本書は、ストレートにその「失敗の本質」の入門版と銘打っているので、どんな内容なのかちょっと気になって読んでみました。
結論からいうと、原書の要約版ではありません。原書自体「要約」してしまうと、その充実した検証内容の価値は無に帰してしまうでしょう。その点では、要約版でなくてよかったとも思います。
本書の実態は、「失敗の本質」で指摘されている日本軍の組織・行動面での課題・弱点を、現代ビジネスに敷衍して著者なりの示唆を加えた「入門編レベルのビジネス書」です。
読後感については、また私のもうひとつのBlogでお知らせします。