渋いっ!僕らのTokyo Jazz Cruising♪~今夜も出航!~

Live cafe & bar 池袋Apple Jump(アップルジャンプ)店主の日誌

J Jazz界は、才女であふれている(後編)~天才少女出現~

2008年04月25日 | ジャズ・ライブ
停泊地)洋上停泊

さて、才女にまつわる次のトピックスです。

最近「スイング・ジャーナル」5月号が発売されました。いつもこの時期に読者人気投票の結果が発表されています。本文はほとんど読まないくせに、これだけは、どうも気になります。まあ、ベストテン好きの典型的な日本人体質ですね。
ネットの時代なので、Web上でも類似のものがいろいろあるけれど、どれもSJ誌のものに代わるインパクトはありません。
もちろんこれがジャズシーンのすべてを語るものではありません。ちょっとした、にぎやかしですね。新しい人が突然入ってきたり、結構楽しいです。
ここでも女性が大活躍しています。
「JAZZMAN OF THE YEAR」は上原ひとみさんだし、「ALBUM OF THE YEAR」に関しては、ピアノの山中千尋さんを筆頭に、ベスト10の内7人が女性です。(チックコリアとのデュエット含む)。アルバムもライブも堪能した、平賀マリカさんの「クロース・トゥ・バカラック」が4位に入っているのは嬉しいですね。ヴォーカルものでは一番です。
それから、応援しているサックスの吉野ミユキさん、ボーカルの北浪良佳さん、オリジナルを中心に活躍しているピアニスト西山瞳さんらが初めて登場してきました。
こういったライブの現場で支持されている人達がちゃんと出てくると嬉しいですね。

さて、上記人気投票でもビッグバンド、ピアニスト、コンポーザーといくつもの部門で常に上位に位置している守屋純子さんの嬉しいニュースがひとつ入ってきました。今年のアメリカ西海岸の名門モンタレー・ジャズフェスティバルへの参加が決定したようです。ここは昨年50周年を向かえた、現存する超一級のジャズフェスティバルですね。
Joshua Redman Trio,Terence Blanchard Quintetに混じって「Junko Moriya」のクレジットがされているのは、なかなかいい気分です。しかも日頃一緒に活動されているサックスの近藤さん等と出演されるようです。セロニアス・モンクゆかりの地でもありますので、ここはひとつ、例のプチ・アバンギャルドな世界をぶちかまして欲しいですね。

それから最後に天才少女erenaちゃんの紹介ですね。
一部では昨年から、北海道に凄いサックスプレーヤーがいるという情報は入っていたと思います。私は最近知りました。
札幌でジャズバーを経営する友人からの情報で、中学生でビバップもコンテンポラリーも両方凄いレベルで演奏する女の子がいると連絡が入りました。
教えてもらったホームぺ-ジでは、My Spaceで、録音ものとかスタジオでの演奏シーン(アドリブパートのみ。「チュニジアの夜」かな?)を観る事が出来ます。「Passage」というビバップチューンと「KATUGEN」というコンテンポラリーチューンが判りやすいです。
erenaちゃん HOMEPAGE 
4ビートのノリが既に出来てる!16分音符も全く崩れないし、フラジオ音域(通常運指では出せない高音域)も易々とこなしています。
色々読むと中学生のうちに、特待扱いでバークレーの特別講義とか受けてる!

正確に言うと四月から高校生になったようです。札幌在住なのであまり情報が入ってきませんが、プロっぽい重厚なホームページをみると既にデビューに向けて準備を進めているような印象を持ちました。
矢野沙織さんのようにビバップでいくのか、それともコンテンポラリーでいくのか、今から楽しみですね。
この映像を見た、サックス暦25年で、今度の発表会で「川の流れのように」を吹く友人は、しばらく寝込んだ後、「オレはやっぱり演歌サックスの道でいくよ!」としんみり語ってました。

ん~この先、益々、JJAZZ界は、女性陣抜きでは語れなくなってきそうですよ!
コメント
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