停泊地)渋谷KoKo(08.11/12)
ホスト)山口友也(Tp)山岸笙子(P)渋谷盛良(B)正清泉(Ds)
&
プラベイト・セッション(某所11/16)
久しぶりに、ジャム・セッションに参加してきました。
とは言え、このブログは、あまりジャズに詳しくない方もたくさん読まれているので、このジャム・セッションについて説明します。
(ジャム・セッションとは)
通常のライブが、プロの演奏を聴きに行くという行為に対し、ジャム・セッションとは、自らがステージに立って演奏するということです。と言っても、参加者以外聞いている人はいません。(時々見学者はいますが、、、)
都内のジャズ系のライブハウスの多くは、月に1~4回程度、これを設けています。
池袋のマイルスカフェでは、セッションが本業になっていたりします。
様々なレベルの人が、様々な楽器で参加します。
なので、へたすると、参加者10人の内訳は、ベース5人、ドラム5人、などということも可能性として有ります。これだと、ベースとドラムのDUOが延々と続くことになってしまい楽しめません。そこで、ホスト・バンドがスタンバイする仕組みになっているわけです。カラオケならぬ生オケですね。とても贅沢です。
ホスト・バンドのレベルはセミ・プロからトップ・プロまで様々です。
今回参加したセッションのホスト、トランペッターの山口さんとピアニストの山岸さんは、バークレイ音楽院出身ですし、ドラマーの正清さんは、毎月この店で、サックスの池田篤さんとライブを行っているプレーヤーです。
(私の場合、学生レベルで充分なんですけど、、、、、、)
(ジャム・セッションで何を演奏するか)
ジャズの場合は、皆が共有できるスタンダード・ナンバーというのが有ります。
これはとても便利です。
“何やろうか?”
“とり合えず「枯葉」でも。”
“OK!じゃあ、ピアノの方イントロお願いします”
と言う感じですね。
他のジャンルではこうは行きません。
例えばクラシック、
“何やりましょうか?”
“とり合えずトルコ行進曲でも、、”
とピアニストが主張しても他の楽器の人は戸惑うばかりです。
“じゃあ、作曲科のわたくしが次回までに、このメンバーのアンサンブルを編曲してくるわ。”と言う感じで持ち越しになります。(ほんとかなぁ、、、)
例えばロック、
何やる?”
“とり合えずビートルズの「GET BACK」でも、、”
“知らねえな。オッサン、古いぜ!もっとHIPなのないの!”
“今時HIPだぁ?、俺はスリップノットやマリリン・マンソン専門だぜ!”
と言った具合に収集が付きません。
こう考えると、ジャズというジャンルが突出してセッションが賑わっているのが良く判ります。これは、プロのセッションライブも同様で、プレーヤー同士の交流が最も盛んなジャンルになっている訳です。
但し、スタンダード・ナンバーと言っても際限なくあります。それぞれの馴染みの曲も違います。これだと収集が付かなくなるので、いつの間にか、皆が共通の楽譜集を持つようになりました。隠れたベストセラー本ですね。
これが有名な「青本」と呼ばれているものです。↓
伊藤伸吾:編 中央アート出版社
これは、テーマやコードの間違いがあって、とても薦められないというプロの方の意見もありますが、何処へ行ってもほぼ全員がこれを使っているので、無視するわけには行きません。まあ、必要に応じてここに書き加えて使うと言う感じですね。
この本には、コルトレーンの「ジャイアント・ステップス」のような難曲も有ります。でも問題ありません。こう言う曲を主張する人がいても、みんなで却下すれば良いわけです。
ジャム・セッションに関しては、大体こんな感じです。
時々、セッション初参加で、「枯葉」しか出来ません、と言う人がいます。これは、はじめにホスト・リーダーの人に伝えておけば、全然問題ありません。
この渋谷KoKoでも、日曜のセッションは、初心者歓迎ということで、とても親切に対応してもらえます。
さて、最近、渡辺香津美さんや増尾好秋さんのライブに刺激されて、無性にギターを弾きたくなりました。私もプチ・ギタリスト回帰宣言!ですね。
と言うことで、今回ギターで参加しました。
水曜のセッションは参加者が多く、2曲しか出来ませんでしたが、その分プライベートセッションで取り返しました。
(今回のセットリスト)
JUST FRIENDS
酒とバラの日々
I HEAR A RHAPSODY
ALONE TOGETHER
ALL THE THINGS YOU ARE
STRAIGHT NO CHAISER
今回の一番は「ALL THE THINGS YOU ARE」。
歳月でさび付いたローテクニックを駆使して、会場中を混乱の渦に巻き込んだ、と言う感じかな。時折見せる、コード進行を無視したアウトフレーズの連発は、奇才ジョン・スコフィールドからの影響だったり、そうでもなかったり、、、
久しぶりのジャム・セッション、予想外に楽しめました。
さて、学生のときに買ったギター、行く前にチェックしたら、アンプから変なノイズがでるし、トーンも調節できない。と言うことで新宿の楽器店で簡単な修理をしてもらいました。
そのとき店員から“ほう、335のビンテージですね!”と予想外の事を言われました。自分の楽器がいつの間にか、ビンテージになっている!
人間の方も、そろそろビンテージとして扱ってくれないかなぁ、、、
ホスト)山口友也(Tp)山岸笙子(P)渋谷盛良(B)正清泉(Ds)
&
プラベイト・セッション(某所11/16)
久しぶりに、ジャム・セッションに参加してきました。
とは言え、このブログは、あまりジャズに詳しくない方もたくさん読まれているので、このジャム・セッションについて説明します。
(ジャム・セッションとは)
通常のライブが、プロの演奏を聴きに行くという行為に対し、ジャム・セッションとは、自らがステージに立って演奏するということです。と言っても、参加者以外聞いている人はいません。(時々見学者はいますが、、、)
都内のジャズ系のライブハウスの多くは、月に1~4回程度、これを設けています。
池袋のマイルスカフェでは、セッションが本業になっていたりします。
様々なレベルの人が、様々な楽器で参加します。
なので、へたすると、参加者10人の内訳は、ベース5人、ドラム5人、などということも可能性として有ります。これだと、ベースとドラムのDUOが延々と続くことになってしまい楽しめません。そこで、ホスト・バンドがスタンバイする仕組みになっているわけです。カラオケならぬ生オケですね。とても贅沢です。
ホスト・バンドのレベルはセミ・プロからトップ・プロまで様々です。
今回参加したセッションのホスト、トランペッターの山口さんとピアニストの山岸さんは、バークレイ音楽院出身ですし、ドラマーの正清さんは、毎月この店で、サックスの池田篤さんとライブを行っているプレーヤーです。
(私の場合、学生レベルで充分なんですけど、、、、、、)
(ジャム・セッションで何を演奏するか)
ジャズの場合は、皆が共有できるスタンダード・ナンバーというのが有ります。
これはとても便利です。
“何やろうか?”
“とり合えず「枯葉」でも。”
“OK!じゃあ、ピアノの方イントロお願いします”
と言う感じですね。
他のジャンルではこうは行きません。
例えばクラシック、
“何やりましょうか?”
“とり合えずトルコ行進曲でも、、”
とピアニストが主張しても他の楽器の人は戸惑うばかりです。
“じゃあ、作曲科のわたくしが次回までに、このメンバーのアンサンブルを編曲してくるわ。”と言う感じで持ち越しになります。(ほんとかなぁ、、、)
例えばロック、
何やる?”
“とり合えずビートルズの「GET BACK」でも、、”
“知らねえな。オッサン、古いぜ!もっとHIPなのないの!”
“今時HIPだぁ?、俺はスリップノットやマリリン・マンソン専門だぜ!”
と言った具合に収集が付きません。
こう考えると、ジャズというジャンルが突出してセッションが賑わっているのが良く判ります。これは、プロのセッションライブも同様で、プレーヤー同士の交流が最も盛んなジャンルになっている訳です。
但し、スタンダード・ナンバーと言っても際限なくあります。それぞれの馴染みの曲も違います。これだと収集が付かなくなるので、いつの間にか、皆が共通の楽譜集を持つようになりました。隠れたベストセラー本ですね。
これが有名な「青本」と呼ばれているものです。↓
伊藤伸吾:編 中央アート出版社
これは、テーマやコードの間違いがあって、とても薦められないというプロの方の意見もありますが、何処へ行ってもほぼ全員がこれを使っているので、無視するわけには行きません。まあ、必要に応じてここに書き加えて使うと言う感じですね。
この本には、コルトレーンの「ジャイアント・ステップス」のような難曲も有ります。でも問題ありません。こう言う曲を主張する人がいても、みんなで却下すれば良いわけです。
ジャム・セッションに関しては、大体こんな感じです。
時々、セッション初参加で、「枯葉」しか出来ません、と言う人がいます。これは、はじめにホスト・リーダーの人に伝えておけば、全然問題ありません。
この渋谷KoKoでも、日曜のセッションは、初心者歓迎ということで、とても親切に対応してもらえます。
さて、最近、渡辺香津美さんや増尾好秋さんのライブに刺激されて、無性にギターを弾きたくなりました。私もプチ・ギタリスト回帰宣言!ですね。
と言うことで、今回ギターで参加しました。
水曜のセッションは参加者が多く、2曲しか出来ませんでしたが、その分プライベートセッションで取り返しました。
(今回のセットリスト)
JUST FRIENDS
酒とバラの日々
I HEAR A RHAPSODY
ALONE TOGETHER
ALL THE THINGS YOU ARE
STRAIGHT NO CHAISER
今回の一番は「ALL THE THINGS YOU ARE」。
歳月でさび付いたローテクニックを駆使して、会場中を混乱の渦に巻き込んだ、と言う感じかな。時折見せる、コード進行を無視したアウトフレーズの連発は、奇才ジョン・スコフィールドからの影響だったり、そうでもなかったり、、、
久しぶりのジャム・セッション、予想外に楽しめました。
さて、学生のときに買ったギター、行く前にチェックしたら、アンプから変なノイズがでるし、トーンも調節できない。と言うことで新宿の楽器店で簡単な修理をしてもらいました。
そのとき店員から“ほう、335のビンテージですね!”と予想外の事を言われました。自分の楽器がいつの間にか、ビンテージになっている!
人間の方も、そろそろビンテージとして扱ってくれないかなぁ、、、