「僕がビルを買ったワケ」一也blog

2007年スタート 
「PTA会長blog」としてスタートし、その後「個人」「不動産投資」「新宿44支配人」として継続

「ありがとうございます」

2017年11月21日 15時41分32秒 | 元会長
何かの物語でこんなシーンがあった。
侵略する兵士、迫害される奴隷、愉快犯のように次々に奴隷を殺す兵士。
兵士が銃を突きつけると、殆どの奴隷は怯え嘆き命乞いするが、
ある奴隷に銃を突きつけると、その奴隷は微動だにしない。

兵士「お前は死ぬことが怖くないのか?」
奴隷「ありがとうございます」
兵士「何故、有難うなのだ、死は恐ろしい筈だ」
奴隷「人間は生かされているので、死にたくても死ねないものです。だから死なせてくれてありがとうなのです」
兵士「人間は自らの意志で生きている、だから殺される事は感謝ではない筈だ、本当に怖くないのだな?」
奴隷「心から感謝致します」
兵士「なんてムカつく奴だ、本当に殺してやる!」
奴隷「ありがとうございます」
ドキューン!!

このシーンは私の遠い記憶なので、概ね自己流に再現されています。何の物語だったかは思い出せない。恐らくキリスト系なのは想像つく。

私は、まだまだ、いわゆる善人にはなれない。
許容範囲内の親切はするが、寒空の中に眠る老婆に声はかけなかった。
そんな日は、このシーンを思い出すんだ。つまり私は兵士だ。

コメント
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