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心人-KOKOROBITO-

亡き先人と今を生きる人に想いを馳せて
慰霊活動や神社参拝で感じ取った事を書き綴った日記と日々の雑感コラム

分断される一年

2012年01月02日 | 雑感


今年の元日は、穏やかな始まりだった。


昨年、予見していた災害も、想像以上の被害を被り、深く悲しみに包まれた一年であった。
しかし、その反面、人のこころの清らかさなども、表に浮かび上がったとも言える。
その上で、震災に対し、どれだけの人々が、今も意識に留め、継続し持ち続けただろうか。
その結果が、この新しい一年ではっきりと出てくると感じている。

平成24年。
今年は、日本国民が分断される一年だと想っている。
分断とは何か?
それは、意識によって、大きな差が生まれ、精査されるということだ。
震災はそのきっかけだったと、振り返れば余計に感じられるものになるだろう。



まず、国民。
ここも、分断される。
考える人と、そうでない人。
自発的な人と、そうでない人。
公のために尽くせる人と、そうでない人。
私心を保持し続ける人と、そうでない人。
これまで、はっきり分けられなかった点が、克明に分かれる。
それが、新しい出発地点を生み出すことになる。


次に、政治。
こうした国民が分断された結果、
政治も同じく、寄せ厚めだったものが分断される。
それは、意識の差によって、同じ者同士が集まり、固まることを意味する。
そして、それらは、真っ向から対立する。


今年は、この国に在り方を根本的に見つめなおす機会となる一年になると感じている。


これまでの概念を一部は完全に捨てねばならない。
経験値なども通用しないのかもしれない。
だが、英知を結集し、乗り越えなければならない。
そんな場面で、この国にとって重要な人物の死去。ここも危惧している。



毎年1月1日は、各神社を参拝し、昨年の御礼と本年を迎えるに当っての祈りを捧げた。
先人の供養と、東日本大震災の亡くなられた方々の供養を、
共にお願いさせてもらったが、どの神社で行なっても、この場面には風が吹く。
聞き入れて頂けたと確信的に実感出来た事が唯一のこころの救いがあった。

一年を区切りとし、元日は、一年の始まりであり、
ここでリセットしスタートをさせるが、
そう安易にリセットは出来ない。
脈々と、繋がり、切れたりはしない。
今年は昨年の続きである。

今年は、我々にとって、そして世界にとって厳しい一年になるが、
しっかりと震災が起きた時の
日本国民のこころの結集、あの瞬間を決して忘れないことだ。
その結果が、今年、はっきりと形になっていく。


覚悟の年。
昨年の続きの中にある分断の一年である。

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