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城と歴史歩きを楽しむ

専門的でも学術的でもなく、気楽に
山城中心に城巡りと歴史歩きを楽しみましょう!

飛騨・小鷹利城 藪こぎも山城巡りの楽しみのうち?

2018-06-06 | 歴史
岐阜県飛騨市の小鷹利城は、一説には1300年代に都から国司として赴任した
姉小路家の分流した古河氏が15世紀初頭に築いたといわれるが、確かな資料は
無いようです。
 時は流れ、戦国の世は飛騨にも押し寄せ、豊臣方の金森長近の飛騨侵攻に備え
時の領主三木自綱が、城を取り巻く大規模な竪堀群を構築したようです。
 その後、三木氏を滅ぼした金森長近が、当時の最新型の虎口などを構築し
改修した姿が今に残ります。


数条の竪堀、直角に交わる横堀が有る
有る、と言っても見えない。縄張り図では竪堀が並んでいるが、この季節
草や雑木でさっぱり見えない・・・が、この中へ潜り込んで見学するのが
山城巡りの楽しみのうちなので、構わず突進!  ありました。
次々と続く竪堀が斜面を切り裂いて、敵の侵攻を阻む構造が見えました。


別の場所で竪堀を上から見る
竪堀は、主郭を取り巻いた帯曲輪からハリネズミのように20本以上掘り下げられて
いるのだが・・・見えない。

今度は下から大きな竪堀を見上げる
ヤッパリ無理か! 雑木の下に潜ると、竪堀がしっかり残っているのが分かったが
写真にとっても分からないのが残念です。


飛騨中世城郭図面集 佐伯哲也著 素晴らしい縄張り図が300箇所!
今回は佐伯先生に小鷹利城と小島城を案内していただける機会が有ったので
先生の図面集を購入して、予習を少ししてから出かけたので、見えない竪堀も
見ることが出来ました。 図面集は税込み5,400円ででしたが2城をしっかり
見学できたので、これだけで元が取れました。