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阿波・一宮城 中世城郭では徳島県下最大級の山城

2018-05-02 | 歴史
南北朝の時代に初期の築城がされ、歴代の勢力によって次第に拡張され、巨大な城域の山城となった。最後に秀吉の四国平定で蜂須賀家政が石垣の本丸に改修した。蜂須賀家政は翌年徳島城を築いて移ったので城代が置かれ、その後廃城となりました。


本丸下に立つ案内板に加筆
城域の大きさを感じていただけるだろうか?
大きさだけでなく、防御の基本となる、掘切、切岸、横矢なども本丸へ至るまでの城道に設けられて、見どころとなっている。

一宮城は、蜂須賀家政はが修築した本丸の石垣が見どころだ。
荒削りな本丸の石垣
天守台はないが、天守に相当する建物は有ったと思われる。
石垣の一部は近年補修がされたそうだが、原形をよくとどめていると思われる。
模擬天守等の「作り物」が無いのが一宮城の魅力だと思った。


本丸石垣の一角は直角ではなく鈍角の折れとなっている。これを鎬(しのぎ)積みと言うそうだが珍しいものだ。

一宮城は、過日の東海古城研究会・特別見学会で訪れた。
この時は淡路島から徳島にかけての城址見学を行った。

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