宝島のチュー太郎

酒屋なのだが、迷バーテンダーでもある、
燗酒大好きオヤジの妄想的随想録

何処にも出掛けない定休日

2024-09-25 13:43:55 | 徒然




 昨日は定休日。
朝一で散歩をして、8時頃から自室の草刈りを始める。
草を刈りながら、山のサウナへ行こうかどうしようか、と迷っていた。

 そこへ行けば、別子ラインの緑の山肌を眺めることで、若干の行楽気分を愉しめる。
その帰途、ハローズに寄って、刺身と総菜を求め、帰宅後はチュー太郎で昼酌。
夕方になれば自室に籠って映画を観る。
これが、いつもの自分へのご褒美、ワンパターンで倹(つま)しいものだけど。

 だけど、その為には、正午頃までには庭仕事を切り上げる必要がある。
が、13時を回ってしまったので、行楽気分は諦めて、自室界隈で骨休めすることにする。
まずは汗を流して、落ち着いたのが14時頃。
昼酌には少々早い、というか、腹が減ってないので、妥当ではない。

 なので、読書することに。
草を刈った庭の方は、立ち木によって出来てた日影がなくなったので、建物の反対側に回って。
無機質だが、海風が心地良く流れる場所。







昼酌には早いなどと考えたくせに、ハイボールを3杯ほど呑む。





 16時頃から、チュー太郎で早目の晩酌。
メニューは前日仕込んでおいた野菜スープ。
17時過ぎに自室に戻って、今度は、草を刈った場所で、晩酌の続きを。











 なんだろう、これが、殊の外心地良かった。
『ありがたいなあ』
と思いながら、独り、初秋の風に吹かれる。


漸(ようや)く夜の帳(とばり)が下りてきた。
さあ、ランタンの登場だ。
酒もドイツの赤ワインから、出雲の純米酒に替えて、また空を見上げながら呑む。
イヤホンからは、jazzが流れてくる。
時々、ランタンの揺れる炎を見つめる。
すると、時が逆流し始める。

Autumn Leaves




 これぞ、至福の時。
これから後10年?ずっとこの、孤独を愉しむ状況で、何の不足もない。
大した欲は持たず、今ここを素直に享受出来る男でありたい。


次はやっぱ、スコッチをロックで。
グラスはずっと同じワイングラスだ。









 生きるって、こうして目の前の瞬間を愛でることにあるんじゃないか?
その箸休めに、昔の記憶を辿るのもいい。

 例えば、タイミングが合わなくて、並走が叶わなかった、けど、こちらには、その思いが波長として伝わってた人のことを想い出したりして。
元気でやってるだろうか?もう連絡先も分からないかど。
あの頃の年齢から類推するに、もう老婆になってるだろう人、けど、会ってみたい、そして、あの頃のすれ違いの確認をとってみたい。

 そこには何の魂胆もないのだけど、このままの方がいいんだろうね、多分・・・


















コメント
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