思わず声が

私と細君で店番のローテーションを決めている。
大体が接客下手で、外回り主体であるべき私は店番には向かないタイプなのだが、家内制の小商いゆえ、そう偉そうなことも言ってられないから、なんとかやっている。

元々商売人の小倅として産まれた私よりも、商売には縁の無かった細君の方がずっと愛想が良く、接客が上手い。
とはいえ、私の方も最近はやや心構えを改め、出来るだけ笑顔の接客を心がけている。
まあ、お天気屋の私のこと、決して万全とは言えないが。

そんなわけで、私の持ち分は、１２時台１時間と、１７～１９時の２時間で都合３時間である。
昨日の夕方、店番中に、新たに入荷した商品の値札を書いていた。
私はもう何年もPOPの筆記具には、POSCAというのを使っている。
これは、芯を押し込んでインクが流れ出るようにする仕組みになっていて、時々芯を押し込んだり、ペンを振ってインクをシェークしてやらないとインクがちゃんと紙面に乗らない癖がある。

この日のそれは、随分前にインクがペン先に流れるようにした後で、まだいける別の物を使ってきたために、まともにインクが出てこない状態になっていた。
馴染ませようと何度か芯を押し込んで、ペンを振っても改善しない。

いらち（せっかち、短期）な私は、これでもかとシェークして、キャップを取った。
その瞬間、ドバっとインクがそのキャップから躍り出て、と同時に思わず今度は私から「アッ」という声が出た。

すると、奥の棚でじっくり焼酎を選んでいたお客さんが笑い声で「どしたん？」と。
「いや、いらちやけん、ペンを振りすぎてインクがこぼれたんですわ。」
「ほうかな～。」

たったこれだけのやりとりだったんだけど、なんとなく心持ちが良かった。
多分個人店の良さというか、大手にはない部分というのは、こういう心のふれあいなんじゃないかなあ・・・なんて思ったのである。

こういうのを手前味噌という（笑）・・・









ネットで借りて、ポストへ返す。宅配DVDレンタルサービス【TSUTAYA DISCAS】
　　　　　　　　　　＼＼無料お試しキャンペーン実施中!!／／
　 さらにっ！★液晶TV★ヘルシオ★ニンテンドーDS★も当たる!!







すんません。
こんなことが出来始めたら、色々やってみたくて。
お騒がせ致します