奇妙な写真になってる?
ときどき行くスーパーにはいつも大抵魚のあらがある。
鯛、鰤、カンパチが主で、気が向くと私はそれを求める。
そこそこの大きさの魚の半身分がパックになっていて、300円手前という値段である。
私の食べ方はいたって簡単。
グラグラ煮立った湯の中にそれを放つだけ。
そして、再び湯が煮立ってきたら火を止める。
そこに、酒、醤油、塩を適量入れれば結構美味い汁になる。
して、身の方は、ポン酢を入れた呑水で・・・・
と、ここまで書いて、ワープロソフトがキチンと変換しないことがきっかけで、確認のためにネット辞書を紐解くも、そこでもヒットしない。
そもそも、若い人達にはこれが「呑水」と書いて「とんすい」と呼ぶ食器だということを知らない人が多い。
気になって、今度はヤフー検索で色々調べてみても、食器売り場のサイトばかりで、そのいわれを記したサイトに行き当たらない。
副産物として、幕末の合戦場としての呑水峠(のみずとうげ)という存在を知る。
インターネットは雑学の宝庫だ。
いや、今はそういうことではなく、呑水のいわれを知りたいのだ。
でも、ウィキペディアやその他のネット百科事典でも検索がヒットしない。
どうにも不思議だ。
その筋の商売人には当たり前の呼び方でも、もしかすると、もうこの呼び名は一般的ではないのかも知れない。
ましてやそのいわれなんぞ必要無いとでも言うのか?
ただ、そうそう時間を掛けていられるほどの自由人でもない私ゆえ、ここのところは私の想像を述べるにとどめたいと思う。
その字づらからして、元は水を呑むための柄杓のようなものだったのではないか。
それが、用途を絞り込む歴史の中で、形骸化したのではないか。
人の尾てい骨が類人猿の頃の尻尾の名残であるがごとく、あの取っ手のような出っ張りは、柄杓の柄の部分の名残なのではないか。
そう感じているのだが、果たしてそれが正解かどうかは、今後の課題とする。
相変わらず見事に話が逸れる(笑)
そうその呑水にポン酢を入れて、それをつけながら、骨をすわぶるのが誠に美味い。
(おっと、すわぶるというのは方言らしく、正確にはしわぶると言うらしい。)
あらとは言え、結構食べる部分はある。
何より、料理屋で求めれば結構な値段のする鯛の酒蒸しに限りなく近い味だと思う。
(勿論、旨味をぎゅっと閉じこめる酒蒸しと、汁のだしとして旨味が溶けだしたこれとは基本的に別物ではあるが。)
これを肴に燗酒をいただいて、後はその汁でご飯をかっこめば、私にとっては豊かな夕餉となるのである・・・
↑
ここを知ってもう数ヶ月になります。
当サイトの映画についての記事はほとんどここから借りたものについてです。
メール便で届いて、郵便ポストに返す。
中1日で次のそれが届きます。
ものぐさな私にはぴったりのシステムです。
DVDという薄い媒体だからこそ出来たシステムであるとも言えますね。
当然名前があるはずなのに全く無頓着でした。
日常目にするものでも名前を知らないものは山とある。暫し名前にこだわるのもおもしろいかな。
私は以前、「れんげ」のことをよく「すみれ」といって友人に馬鹿にされました(笑)