宝島のチュー太郎

酒屋なのだが、迷バーテンダーでもある、
燗酒大好きオヤジの妄想的随想録

峰の白梅

2005年05月02日 09時55分09秒 | 酒のこと
いつもの「東一」「一の蔵 円融」と飲んで、
まだ飲んでなかったかな?
という酒を発見。

個人的には、新潟産で、「梅」がつく銘柄は
あまりにも柳の下の二匹目のどぜうみたいで
オーダーするのがはばかられる。

かといって、飲まず嫌いはよくない。
てなわけで3杯目は「峰の白梅」を。

この店のラインナップの中では珍しくコゲ臭
やらヨード臭が最初にプンとたちのぼる。

が、それもごくわずかな時間で、途中から
その香りが消えるか、嗅ぎ取ることが出来なく
なってしまった。

酸味の強い味わい。
それも、ベッタリした感じでキレがない。

同じ材料を使っても味わいの違うカクテルに
例えるなら、ギムレットではなくジンライム
の方の味わいである。

ジンとライムをシェイクすれば、気泡が混ざり
込むことによってキレやドライ感のあるギムレット
というカクテルになる。

片やビルドすれば、ジンライムという、まったり
とはするが、べたっとキレのないカクテルになる。
無論、これはこれで濃密なエキス感を味わえるし、
双方それなりの良さがある。

乱暴な例え方だが、まあ、これにはそういう
ベッタリ感がある。

そして雑味が残る。

含み香に、ビニール臭とまでは言わぬが、それに
近いものを感じる。

例えば、子供の頃よく食べた、氷菓で、
ペン型のビニールの容器?にジュースを詰めて
凍らせた物があったが、それをチューチュー
吸ったときに感じたあの微妙なビニール臭が
一番近いかも。

ちょっと酷評が過ぎるかなあ。

もしかすると、抜栓後の時間経過が長い状態
なのかも知れない。
と、フォローを入れつつも、シッカリした造り
ならそれでもへこたれない筈だよなあ、冷蔵
保存なんだし、なんてことも密かに思っている。

それにしてもここは空いたグラスを下げない
店だなあ・・・

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