先日、同業の後輩からこんな案内があった。
ソフトバンクの取次店を始めた。
ショップにはない特典がある。
その特典とは?
簡単に言うと、ホワイトプランをベースに、パケットし放題や、他の基本的なサービス全てが半年分無料になるという。
厳密には、ユニバーサル料金(110や109を利用者全員で負担しているサービス)が6円/月かかるらしいが。
おまけに、ホワイトプランの対象外の時間帯や、他社キャリアへの通話がやはり向こう半年分、月に100時間まで無料になるという至れり尽くせりのプランのようだ。
そして、故障や機種変更等のアフターフォローは最寄りのショップを普通に利用出来るから、今日からすぐ使いたい向き以外には、魅力的な話ではないか。
すぐに物事の裏を観察しようとする私のこと。
色々と考えてみた。
なんでそんなことが可能なのか?
また、なんでそんな手間のかかることをするのか?
だって、折角あの圧倒的な量のTVCMを流すのなら、そこにそれを乗っけちゃえばいいではないか。
そこで調べてみた。
まず、なんでそんなことが可能なのか?
その為には、それ以前にベースとなるホワイトプランがそも何故可能なのかというところから入る必要がある。
どうやら、我が国の携帯電話における通信料は高いようだ。
おまけに、煩雑な仕組みの弊害から、比較しづらい状況になってるため、ユーザーがその努力をせずに、権利放棄している形になっている。
結果として、高いままの通信料を払い続けているのである。
だから、まだまだ安くする余裕があるということになる。
裏を返せば、既存のキャリアが儲けすぎ?ているという部分もあるのではないか、
ということになる。
それと、大きく関係してくるのがシェアの状況だ。
聞くところによると、現在の3キャリアのシェアはおよそ、
ドコモ 50% AU 30% ソフトバンク 20%
ということらしい。
実は、ここのところが謎を解く鍵になっているのではないか?
すなわち、自社キャリア内の通話を無料にするには、ドコモはその数が多すぎるということなのである。
裏を返せば、追いかける側にとっては、他社キャリアへの通話がネックになる。
だから、その分を有料にすれば、負担は小さく維持しつつ大きなインパクトを与えることが出来るという図式なのではないだろうか?
という仮説が立つ訳である。
だから、ソフトバンクはシェアNO.1になるまではそれをやり続けるだろうし、仮にドコモがトップシェアを奪われるようなことにでもなれば、逆に今度はドコモの方が過激なプランをぶつけてくるに違いない。
そうして我が国の携帯業界は「まとも」になっていくのかも知れない。
そいう意味では、ソフトバンクに頑張ってもらいたいところだが、現実はそう生易しいものではない。
問題は、情報に疎い層やシンパが根強いということである。
かくいう私も、ずっと「ドコモ派」を自認している。
理由?
ない(笑)。
でも敢えて挙げるとすれば・・・ブランド志向・・・これじゃないかな。
どうせよく判らないのなら、トップシェアの老舗、こんな感覚じゃないかな。
勿論、電話番号やメールアドレスをいじると、後が面倒くさいという思いもある。
だから、比較検討する気が端からないのである。
その点、若い人達はそういう情報に敏感だし、行動力もある。
だから、TVCMで白いワンちゃんに注意を喚起してもらえば、自らショップに出向いて契約をしてくれるのである。
問題は、情報に疎く、頭が固く、行動力の乏しい年寄り(笑)。
私自身がそうなのだから、よく判る。
ここをひっくり返さない限り、シェアの逆転はあり得ないということなのである。
ということは、差別化をどう進めるか!?ということになる。
だから、上記のような圧倒的特典が実現したのではないか。
ショップにはそれがない。
飽くまで限られた会社の取次店にのみ扱えるプランなのである。
これをお土産として、「聞く耳」を持ってもらおうというものである。
その上で、自分もその仕事をしてみたいならやってみない!?という、いわば、伝言ゲームのような仕組みになっているようだ。
どうだろう?
ここで全てが線で繋がったではないか?
目的は、シェア逆転。
戦略は価格に訴えた差別化。
戦術は圧倒的な量のTVCM。
そして、その補完として、より持ち出しを低く抑えることの出来るクチコミを、もう一つの戦術として展開する。
こういう図式が見えてこないだろうか?
孫くんて頭いいなあ(笑)。
後日、私も取次店登録をしたことは言うまでもない。
勿論、魅力的な報酬が用意されているということが大きな要因だが、
ええかっこを言わせてもらえば、携帯業界のスーパードライ現象を起こすムーブメントの一員になってみるのも乙なものではないかということと、
まともな通信料になってもらう為の一助になれば、遣り甲斐もあろうかという思いなのである。・・・
ソフトバンクの取次店を始めた。
ショップにはない特典がある。
その特典とは?
簡単に言うと、ホワイトプランをベースに、パケットし放題や、他の基本的なサービス全てが半年分無料になるという。
厳密には、ユニバーサル料金(110や109を利用者全員で負担しているサービス)が6円/月かかるらしいが。
おまけに、ホワイトプランの対象外の時間帯や、他社キャリアへの通話がやはり向こう半年分、月に100時間まで無料になるという至れり尽くせりのプランのようだ。
そして、故障や機種変更等のアフターフォローは最寄りのショップを普通に利用出来るから、今日からすぐ使いたい向き以外には、魅力的な話ではないか。
すぐに物事の裏を観察しようとする私のこと。
色々と考えてみた。
なんでそんなことが可能なのか?
また、なんでそんな手間のかかることをするのか?
だって、折角あの圧倒的な量のTVCMを流すのなら、そこにそれを乗っけちゃえばいいではないか。
そこで調べてみた。
まず、なんでそんなことが可能なのか?
その為には、それ以前にベースとなるホワイトプランがそも何故可能なのかというところから入る必要がある。
どうやら、我が国の携帯電話における通信料は高いようだ。
おまけに、煩雑な仕組みの弊害から、比較しづらい状況になってるため、ユーザーがその努力をせずに、権利放棄している形になっている。
結果として、高いままの通信料を払い続けているのである。
だから、まだまだ安くする余裕があるということになる。
裏を返せば、既存のキャリアが儲けすぎ?ているという部分もあるのではないか、
ということになる。
それと、大きく関係してくるのがシェアの状況だ。
聞くところによると、現在の3キャリアのシェアはおよそ、
ドコモ 50% AU 30% ソフトバンク 20%
ということらしい。
実は、ここのところが謎を解く鍵になっているのではないか?
すなわち、自社キャリア内の通話を無料にするには、ドコモはその数が多すぎるということなのである。
裏を返せば、追いかける側にとっては、他社キャリアへの通話がネックになる。
だから、その分を有料にすれば、負担は小さく維持しつつ大きなインパクトを与えることが出来るという図式なのではないだろうか?
という仮説が立つ訳である。
だから、ソフトバンクはシェアNO.1になるまではそれをやり続けるだろうし、仮にドコモがトップシェアを奪われるようなことにでもなれば、逆に今度はドコモの方が過激なプランをぶつけてくるに違いない。
そうして我が国の携帯業界は「まとも」になっていくのかも知れない。
そいう意味では、ソフトバンクに頑張ってもらいたいところだが、現実はそう生易しいものではない。
問題は、情報に疎い層やシンパが根強いということである。
かくいう私も、ずっと「ドコモ派」を自認している。
理由?
ない(笑)。
でも敢えて挙げるとすれば・・・ブランド志向・・・これじゃないかな。
どうせよく判らないのなら、トップシェアの老舗、こんな感覚じゃないかな。
勿論、電話番号やメールアドレスをいじると、後が面倒くさいという思いもある。
だから、比較検討する気が端からないのである。
その点、若い人達はそういう情報に敏感だし、行動力もある。
だから、TVCMで白いワンちゃんに注意を喚起してもらえば、自らショップに出向いて契約をしてくれるのである。
問題は、情報に疎く、頭が固く、行動力の乏しい年寄り(笑)。
私自身がそうなのだから、よく判る。
ここをひっくり返さない限り、シェアの逆転はあり得ないということなのである。
ということは、差別化をどう進めるか!?ということになる。
だから、上記のような圧倒的特典が実現したのではないか。
ショップにはそれがない。
飽くまで限られた会社の取次店にのみ扱えるプランなのである。
これをお土産として、「聞く耳」を持ってもらおうというものである。
その上で、自分もその仕事をしてみたいならやってみない!?という、いわば、伝言ゲームのような仕組みになっているようだ。
どうだろう?
ここで全てが線で繋がったではないか?
目的は、シェア逆転。
戦略は価格に訴えた差別化。
戦術は圧倒的な量のTVCM。
そして、その補完として、より持ち出しを低く抑えることの出来るクチコミを、もう一つの戦術として展開する。
こういう図式が見えてこないだろうか?
孫くんて頭いいなあ(笑)。
後日、私も取次店登録をしたことは言うまでもない。
勿論、魅力的な報酬が用意されているということが大きな要因だが、
ええかっこを言わせてもらえば、携帯業界のスーパードライ現象を起こすムーブメントの一員になってみるのも乙なものではないかということと、
まともな通信料になってもらう為の一助になれば、遣り甲斐もあろうかという思いなのである。・・・
ソフトバンクのやり方が好きではありません
価格破壊者にしか見えないのです
寧ろ利益は各社とも今まで通り取って良いから
さらなる充実したサービスを提供し続けて欲しいのです
日本の携帯電話はまだまだ不十分なところが多いです
価格破壊という観点は、業界の程度ものだと思うのです。
例えば、酒類業界はもう限界ですね。
でも、カルテルを通して暴利を貪っている業界もあります。
となれば、公正な競争が機能する仕組みは必要です。
それと、私は海外の携帯事情については全くの門外漢なのですが、Unknownさんは、どういうところが「不十分」と考えられているのでしょう?
宜しければ、教えてください。