宝島のチュー太郎

酒屋なのだが、迷バーテンダーでもある、
燗酒大好きオヤジの妄想的随想録

定休日

2006-01-18 08:43:13 | 徒然



昨日は「酒の宝島」の定休日。
17時頃まで「チュー太郎」の片づけをして風呂に出掛ける。

まともな時刻に行くのには、営業時間の短い方だということで、アクアガーデンにする。
ん?
我ながら変な表現だ。
補足すると、業務の前後に行くとなると、6時から24時まで営業しているパナスに行かざるを得ない。
ならば、休みの日はそうしたときには行けない方へ行くべきだと思った、ということである。

この日はそれまで珈琲1杯しか口にしてなかった。
体重を量ってみると、67.9kgだった。
つい最近、食事後に量ったときは70.9kgだったから、3kgも違う。
私は1回の食事で3kgもの量を食べているのだろうか?
それとも特異体質なのだろうか?
いや、それともこれが普通なのだろうか?

この後、1時間ほどサウナに入って再度量ってみたら、66.7kgだった。
流石に減量幅が少なくなっていたようである(笑)


さて、いつもの焼鳥屋に。
ここは、毎週火曜日は生ビールが半額なので、いつも混んでいる。
半額はありがたいが、混んでいるのは嫌だ。
どちらかを取れというなら迷わず半額でなくていいから混んでない方を取る。

でも、悲しいかな、こちらの定休日が火曜日なので、どうしても重なる。
混んでたら別の店にしようと思いながら入ると、意外にも空いていた。



いつものハツの塩焼きを楽しんでいると、中のお兄さんがカウンター越しに、
「すみません。謝らないかんことがあるんです。」と。
「なに?」と私。

すると、
「この前、会計のときに、生ビールを半額にせなあかんのに当たり前で計算してしまいました。すみません。」

「ほう、気がつかんかった。いわなわからんことやのに、律儀ななあ。」

「いや、そういうわけにはにはいきませんので、今日のこれを消しときますから。」

と言いながら私の伝票に何やら書き込みを入れている。

なんだか嬉しくなった。
その気持ちと、何より、さほど馴染みもなく注文以外は口もきいたことのない私を覚えてくれていたことが嬉しいじゃないか。

客商売の基本である。
見習わなくてはならない。
若い人に教わった。



いつもの一の蔵円融がこれまた旨い。



池波正太郎はその著書の中でこう言っている。

「おあいそ」というのは、商売人の方が使うべき業界用語である。
客である素人は「勘定」と言えばいいのだ。
「あがり」は「お茶」
「むらさき」は「醤油」
通ぶって知ったかぶりをするのは格好が悪い。

私はそれに習って、最近は「お勘定」と言うように決めているのだが、
つい油断すると、癖で「おあいそ」と言ってしまうことがある。

そして、この日もやってしまった。

帰宅後、生ビールの件を思い出してレシートを眺めてみた。
でも、それはお兄さんの指示通りに1杯分が削除されてはいなかった。
会計はお姉さんがやったので、その指示がうまく伝わらなかったようである(笑)・・・

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2 コメント

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そうですか (チュー太郎)
2006-01-20 17:21:58
私は代金を頂戴するのだからお愛想良くする→店側の隠語だと習った記憶があります。

色々ですね。



それと、ぶんちゃんの件ですが、彼女自身が知らないだけで、もう何度も同じ空間に居たことがあるんですよ。

勿論話したことはありませんが。



julieさんは何か用事が入ったのですか?

またいずれお会いすることもあるでしょう



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Unknown (Julie)
2006-01-19 12:57:58
「おあいそ」はお勘定をツケにする時に、「ツケでも愛想よくしてね」と言う意味で、「お勘定」は現金払いの時。と、「土曜ワイド ラジオTOKYO954永六輔その新世界」でつい先日聞きました。

 解釈はいろいろあるようですね。



 京都でお会いできるかと楽しみにしていたのですが、残念ながら行けなくなりました。そういえば、ぶんちゃんもチューさんとは初対面だと言ってました。
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