宝島のチュー太郎

酒屋なのだが、迷バーテンダーでもある、
燗酒大好きオヤジの妄想的随想録

弟の家

2007-03-06 11:40:17 | 徒然
先日、酒屋組合の青年会で、恐らく最後になるであろう研修旅行で博多に行った。
何度か訪れている地なので、さほど変わったことはない。

だが、今回は二日目の団体行動から一時離脱して、3年前に新居を構えた弟の家にお邪魔することにした。
高校を卒業後、隣町の企業に営業として就職した弟は、主に九州を中心に、西日本を転々とした。
それが今は博多に勤務しており、その近郊である古賀市という町に家を建てたのである。

本来なら一度、母を連れて行ってやりたいところだが、斜陽化の酒屋という家内制商売に縛られて、なかなかそれが実現出来ない。
ならば、せめて今回の様な機会に、写真を撮って帰ってやろうという訳である。

投宿したホテルまで迎えに来て貰って、車で小一時間走ったところにそれはあった。
昼ご飯をいただいた後、折角なので近所を散策することに。
海が近いという。




踏切の向こうの松林を抜けたところが海だという。




結構な規模の松林。
多分防風林の役割を果たしているのだろう。
高校のときにヒッチハイクで訪れた唐津の虹の松原を彷彿とさせるそれは、市民の手入れが行き届いており、なかなか風情がある。




ものの5分程度歩けば、ほら、海が見えてきた。




海岸に降りて右を見たところ。
玄界灘を望む浜はゆったりとした弧を描いてゆるやかに伸びている。



砂浜も綺麗だ。
裸足で歩けば、さぞや気持ち良かろう。
ただ、遊泳禁止らしい。

確か、陽水の歌に出てくる「能古島」って玄界灘に浮かんでるんじゃなかったっけ?(裏をとる気力は無し。)




左はこうなっていて、歩行可能なルートのほぼ中間点にあるようだ。
ここからどちらかに向かって歩き出し、行き止まりで折り返し、反対側の行き止まりまで行き、また折り返せば、かなりの距離の散歩が出来そうだ。

私なら必ずそうする。
多分四季折々の風情があるだろう。
海風を浴びながら、そして潮騒を聞きながら、車の騒音は無く、「能古島の片思い」なんぞを口ずさみながら歩けば最高だろう。

弟よ、いいところに城を構えたじゃないか。

ホテルとの往復に費やす2時間と、この散策の間に、多分10年分くらいの会話をした。
それは、年に一度、家族の儀式として帰省する弟と、それを総領として迎える兄の立場では起こりえない内容にも及ぶ訳で、貴重な時間となった。

「頑張れ」というのは、頑張っている奴に対しては失礼な言葉らしい。
まあ、しっかりやれ・・・









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4 コメント

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食べる物がおいしかった (おさむ)
2007-03-08 08:22:03
僕も若い頃  博多から篠栗線に乗って  飯塚と言う所に半年ですが住んでました。 駅前の旅館から仕事場に行ってました。  九州は何処の食べ物屋さん入っても 美味しかった事記憶しています
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そうですね (チュー太郎)
2007-03-08 14:19:10
確かに美味いものが多いですよね。
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 (姪っ子)
2007-03-08 21:06:03
その後,この海岸で猪が出没してケガ人が出るほどの騒動になりましたッッ!ニュースでもとりあげられてたみたぃですケド・・・
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おお (チュー太郎)
2007-03-09 12:38:04
まゆこ?みきこ?
どっちゃでもええか。
この間はお邪魔したね。
そうか、あの海岸に猪ねえ。

たまにはお父ちゃんと海岸を散歩でもしてやりな
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