先日の定休日、久し振りに山のサウナでマッタリした帰途、いつものスーパーに寄った。
そこは存外鮮魚が充実している。
その日は、鮪の柵が特売だったのと、その先で見つけた中程度の鯵が二尾で180円と安かったので両方を求める。
帰宅後、鮪の刺身を優先してその日に、そして鯵は翌日塩焼きにした。
久し振りの鯵の塩焼きを堪能した後、私が小学生の頃、父がよくやってたことを思い出した。
世間全体がまだ貧しい上に、貧農の出で倹約な父は、焼き魚を食った後は、いつもその骨に熱いお茶を注いで、骨に残った身をほぐした後、その汁を飲むのだった。
そして「お前もやってみい」と。
そんなだから、私もいつもそうしていた。
いつからそうしなくなったのか?
思えば贅沢な時代になったものだ。
日本が戦後の混沌から抜けて、高度成長へ向かう昭和30年代。
それは、私の中では常に父の思い出と同行二人だったように思う。
この歳になって、事あるごとにそうした父を懐かしく思い出す。
そして、呑んでもないのに、鼻の奥がジンとしたりする。
なんとも、歳を食ったものだ。
そうか、私自身が今、父の魂と同行二人なのか。
いつか、そんな父をモチーフに【つくりバナシ】に挑戦したいと思っている・・・
あんまり綺麗な見た目ではないので、小さな画像で
ワシントン広場の夜はふけて/ヴィレッジ・ストンパーズ
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