死に体だった近所のコープが最近なんとなく元気になってきた。
価格はもとより、野菜も新鮮なものが並ぶようになった。
ひょっとすると経営母体が代わったのかもしれない。
きっかけは新聞折り込み。
商売柄、折り込みチラシは必ずチェックしている。
その流れの中で、コープの変化に気づいた。
まずは価格。
いわゆる底値を潜る商品がポツポツ出始め、PBがそれに拍車をかける。
そして、唯一グループの枠からはみだしてたその最寄りの店が一緒に展開するようになった。
そんなことでそれまで足が遠ざかっていたものが、時々覗いてみるようになったのである。
どうせならと、昨日会員カードを作った。
これは、「これから贔屓にする」という意思表示のようなもんだ。
やっぱ「近い」というファクターは選択肢の中で大きな位置を占める。
そんな昨日、陳列商品を眺めていたら、コープのPBであるカップ麺を見つけた。
形は日清のカップヌードルそのまま。
上蓋の雰囲気なんかまんまカップヌードルっつう感じ。
そこで、製造元を見てみた。
すると、案の定「日清」なのである。
てことは、中味はまんまカップヌードル?
それを確かめるには実際に食ってみるのが一番早い。
なわけで、カレーととんこつを買ってみた。
もし同じなら、少しでも安いコープPBの方がいい。
こう考えるのはやはり人情というもの。
その反面で、「こうしたせこい消費者感情がデフレスパイラルに拍車をかけとるんや」という自責の声も遠くから聞こえてこないわけでもないが。
実はこういうことはよくあって、先日読んだ新聞記事には、
新潟のある大手食品メーカーでは、コンビニやスーパーチェーンのPBを生産していて、それが自社製品よりも大きなウェイトを占めるらしい。
で、ここからが刮目すべき点なのだが、製造元を明かさない条件で取引しているらしい。
そも、そういうことが可能なのかどうかは、門外漢たる私には判然としないのではあるが。
その記事も、その名前を挙げないことを条件に取材に応じたらしい。
何故なら、全く同じ品質なのにも拘わらず、自社製品の方が高く販売しているから。
その不可思議な逆転現象があからさまに開陳されると、色々と不都合な点が生じるからだろう。
それと比べると、「日清」は潔いというかなんというか。
まあ、ビールなんかもそうなんだけど(サントリーなんか特に大手チェーン寄りだ)、あれは「銘柄」で簡単に誤魔化せるから、日清のカップヌードルあたりとは微妙にニュアンスが違うように思える。
思うに、カップ麺のパイオニアたる「カップヌードル」は固いファン層に支えられているのではないか?
だからこそ、特売の対象から離れて久しいのではないか?
但し、価格競争に目を背けるわけにはいかず、もしかしてその苦肉の策として発売したのが、「スープヌードル」なのではないか?
大体が、スープヌードルってなんなんだ?
カップ麺は全部スープヌードルだろう?
カップヌードルとどう違うんだ?
疑問に思うなら実際に食ってみりゃいいものを、なんとなく敬遠してしまう。
「やっぱカップヌードルやろ」という気持ちが強い。
どんどん新製品が出るカップ麺の世界。
そりゃあ色々試してみる。
それなりに美味いものもある。
でもどうしてか、あのわらすべのような食感が忘れられない。
スープやかやくの袋を破って色々入れる手間がないのも大きな要因である。
そんなこんなで、やっぱりカップヌードルは元祖カップ麺なのである。
結構こんな人間が多いんじゃないだろうか。
だからカップヌードルは栄光の巨人軍の永久欠番「3」の扱いに入ったのではないか?
そんな気がしている。
で、そのコープPB商品の味の確認だが、昨晩「チュー太郎」の閉店後に、と思いつつ、
そんなに空腹感がなかったのと、夜中にカップ麺はどうなん?という自制心が働いて、いまだ未着手。
今日の昼あたりに食ってみるか・・・
酒井法子 カップヌードル CM 1998
日清カップヌードル ♪ 大沢誉志幸 そして僕は途方に暮れる
資料
ウィキペディアより
スープヌードル
「カップヌードル」の廉価版として日清食品が2006年3月20日から日本全国で発売しているカップ麺の名称。
日清食品が、日本の社会環境や生活構造の変化から、カップ麺の愛用者の拡大のために、低価格のカップ麺として発売。
オープン価格となっており、100円ショップなどでの販売が可能となっている。
レギュラー(しょうゆ味)、カレー味、シーフード味の3種類で、パッケージデザインはロゴが「SOUP NOODLE」と表記されている以外、「カップヌードル」と全く同じである。
麺の重量は50グラム(発売当初は55グラム)と、カップヌードルより軽い。
具材の量は、カップヌードル・ミニと同じ量。
コープヌードル
日本生活協同組合連合会と共同開発して作った、ベースはカップヌードルの生協ブランドである。
しょうゆ、シーフード、カレーのほかに、とんこつがある。
カップヌードルのメーカー小売価格よりは安い。
以前の容器は発泡スチロールだったが、現在は紙である。
なお、コープヌードルのロゴは、「ド」の字はほかの文字と同じ大きさになっている。
また、ベースのカップヌードルと比べて塩分が控えめとなっている。
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