わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

琴奨菊関おめでとう!!!

2016-01-24 | 時の話題
 もう決まったも同然…と、思いつつも、やっぱり胸ドキドキ。でも14勝一敗で見事、賜杯を受け取りました。なんと日本人力士の優勝は10年ぶりだそうです。過去、10年間も、モンゴル出身の横綱たちが日本の国技である相撲を牽引し、ダイナミックな技で楽しませてくれていたのですね。そして、今場所は、朝青龍の優勝額の最後の一枚が降ろされたそうで、10年一昔といいますが、時代が一つ回ったと感慨もひとしおです。私は、琴奨菊関が好きなので、怪我に泣かされ、引退の噂も出た時はがっかりしたものですが、ここに来ての大活躍は本当に嬉しい。春場所でも進撃を続け、ぜひ横綱に!

 琴奨菊関の相撲を見たのは、2008年のロサンゼルス大相撲巡業です。その時の観戦記がここに残っていますが、あれから7年半、期待される若手から、じっくり努力し続けてきた、決して天才型ではない琴奨菊の快挙には、励まされます。この7年半の間には、私を巡る状況も大きく変わりました。環境や状況に流されて来た自分にとって、同じ時間を努力や忍耐で自分を高め、ついに頂点に達した琴奨菊に、目を覚ませ!って怒られた気分も少々。

 ロサンゼルス大相撲順行事には、琴奨菊関はブログを書いておられ、これが実に面白かった。ファンに宛てた短い日々の報告的な内容でしたが、その中に素直な人柄や、相撲への情熱、そしてスイーツへの愛(w)が、行間からにじみ出るようで、本人のまん丸い人の良さそうな童顔もあって、「ほっこりする」という表現がピッタリ。だから、巡業の時には彼に注目していました。実際に琴奨菊の取る相撲を観て、更に応援したくなりました。

 もっと相撲に専念するため!に、ブログは閉鎖されてしまったのですが、その後も大相撲の度に結果が気になるのは大関・琴奨菊の状況でした。そのブログの中で度々触れられていた、琴奨菊関に相撲を教え、鍛えたお祖父さんも、あの世で喜んでおられるでしょう。朝日新聞のウェブサイトでは、待っっ面笑顔の琴奨菊関に、美人の奥様がキスしている写真で、これまた「ほっこり」な一枚。朝日め、あざといぞ…