わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

この中西部の片隅に…食堂があった!

2016-11-23 | グルメ
 朝早くから、ミシガン州までお出かけでした。ビッグ3のお膝元デトロイトを擁するミシガンは、自動車産業以外にも製造業が盛ん。日本の会社も多くがオフィスや工場を置いており、日本人人口も多いので、日系スーパーや和食のレストラン、日本のパン屋さんまであって羨ましい。パンは絶対、日本のが美味しいと思うの。LAで日本のパンに似た台湾のパン屋さんが人気だから、アメリカ人にも喜ばれるはず。もっとアメリカ中に日本のパン屋さんは増殖すべき

 もっとも、シカゴやデトロイトに住みたいかと言われると、私が住んでるオハイオの田舎よか、北に位置し、湖も近くて冬が厳しい地域なので微妙(←と、ロッキーの麓に住んでた人間が言うことではないが)。そんなデトロイト郊外の街、カントンに、昔ながらの「食堂」がありました。

 アメリカの普通の街なら、何処にでもあるようなストリップ・モール、ごく普通の店構えのまっちゃん(Matsuchan)、ガラス戸の向こうには、昭和の日本がありました。注文を取りに来てくれたのは、カウンターの向こう、鉄鍋をゆすって炒飯を作っているマスターによく似たお嬢さん。もう一人のお嬢さんは、レジの前にいるお母さん似。メニューは、ラーメンやカレーライス、焼肉定食、唐揚げ定食等、日本の定食屋の定番メニュー。なんと、日本のマンガ本まで揃えてあります。「ゴルゴ13」はありませんでしたがw

 私は塩ラーメンのセットを頂きました。メニュー上ではミニ・ラーメンですが、実際には普通サイズの丼鉢にたっぷりのラーメン。普通サイズは、日本じゃ大盛りサイズなので、あくまでも、それに比べての「ミニ」でした。これに炒飯、焼売が3つ付いてきます。お味の方も、とっても普通。この普通が、異国じゃ普通じゃない!何この異空間!って感じ。今は小洒落たカフェだの居酒屋だのが並ぶ、私の実家のある街の商店街にも、こんなお店がありました。店長権料理人は、同級生のお父さんだった。

 アメリカの食べログ的サイトには、店は小汚く味は塩辛すぎという評価も見られましたが、それは、この店の真髄を分かってないと思う。こじんまりして、塩辛い味付けこそが、日本の昭和の心なのさ!

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