https://www.mlb.com/gameday/dodgers-vs-mets/2024/10/18/775299/
https://baseballsavant.mlb.com/gamefeed?gamePk=775299
https://sports.yahoo.com/mlb/los-angeles-dodgers-new-york-mets-441018121/
・前回 7.0回 98球を投げた Jack Flahertyを「中4日」で登板させるべきではなかった。
(Flahertyは今季、中4日の方が中5日より成績が良かったが。)
・今日、勝ちに行くなら、初回はOpenerを使用し、次にKnackかHoneywellで出来るだけ引っ張り、点差や状況によってBullpen投手を次々投入するべきだった。(明日は移動日で休み。)
Brasier 11/20[55.0%] 中1日
Banda* 13/18[72.2%] 中3日
Knack 34/55[61.8%] 中3日
Honeywell 35/57[61.4%] 中3日
Hudson 13/20[65%] 中4日
Kopech 9/12[75%] 中1日
Casparius 20/31[64.5%] 中1日△
結局のところ、7試合制で4人目の先発がLADにはいないことが致命傷になってしまっている。
本来は、Landon Knack。(2戦目にOpenerを使用する形で失敗【0-6】2.0回 5H 5R 5ER 3BB 2K 満塁HR*1 15.00ERA)
・初回のLADの攻撃で、0out二三塁の絶好の得点機で、3番に入ったT.Herが初球SSゴロ、4番Freemanが一塁ライナーで、犠牲フライや弱ゴロを打つことが出来ず、
2outから5番のEdmanも高めのB球を空振り三振と、1点も取ることが出来なかった。先制の絶好機を逃し、Flahertyの援護に失敗し、NYMを調子づかせた。
この初回の攻撃が試合の流れを決めた。
・NLCSでT.Herは大きく調子を落としており[.167AVG/.333OBP/.666OPS] EdmanかK.Herを上げて、彼の打順は下げるべきだった。
1戦目 4番 3-0 2BB 2K 3残塁
2戦目 3番 3-0 1R 2BB 2K 3残塁
3戦目 5番 5-0 1R 2K 8残塁
4戦目 3番 3-0 2BB 1K 3残塁
5戦目 3番 4-0 1BB 2K 2残塁
25PA 18AB-0H[.000] 7BB 9K 19残塁
LADの打者の中で最も心配される状態だ。LAに戻って調子が戻るかどうか・・。
24/10/19(土) デイリースポーツ ドジャース テオスカー・ヘルナンデスの不振が深刻 25打席連続無安打に笑顔が消えた…WS進出へ復調欠かせない存在 https://www.daily.co.jp/mlb/2024/10/19/0018246280.shtml
今日の初回の場面では、RF方向に犠牲フライを打ち上げるのがセオリーだった。
RFフライであれば、二塁走者のBettsがタッチアップで三進し、1out三塁で4.Freemanで、2点目も狙える状況に。
右方向に弱ゴロを転がしたり、野手の間を抜く強いゴロを打つのも、三塁への進塁打になり得た。
初球の真ん中低め(右上) SNK[ 92.4] を打ちに行くのは、犠牲フライには不適であり、転がすなら右方向だった。
仮に3.T.Herでなく、3.Edmanだったら、スクイズバントを自主的に決めていたかもしれない。バントも重要な進塁打/決定打となる。
・また、重度の捻挫を抱えたFreemanも試合勘が落ちており、好調のMuncyを彼のスポットに移すべきだった。
5戦目 5-0 2K 5残塁
守備でも守備範囲の制限があるのに(実は怪我がなくてもFreemanの守備範囲は狭い)、左腕に対して怪我を押して起用するのも理解できない。
試合前の時点で、PS成績は、.259AVG/.286OBP/.545OPS [G 非常に悪い] だった。
Full-Count 大谷翔平の“消極的”走塁に指揮官苦言 先制機を逃して大敗「言い訳はできない」 https://full-count.jp/2024/10/19/post1640066/
該当場面 https://youtu.be/U3lHInaUKg0?t=273
自分は大谷の走塁ミスだとは思わない。
T.HerのSSゴロは、Linodr正面への強い打球 [104.2mph -14LA 9ft]であり、積極走塁で本塁突入しoutになった場合、犠牲フライで得点できない、かつDPも発生しうる 1out一二塁 の状況になってしまう。
今回、“消極的”走塁で自重し、1out二三塁で4.Freemanが犠牲フライを打つチャンスがある方がまだが良い。
大谷の三塁でのリードが少なかったのは、三塁手が前進守備でベースと平行の位置におり、右打者であるT.Herが三塁ライナーを打った際の(三塁ベース)DPを警戒したからだろう。
従って大谷は何も悪くない。
3塁走者の大谷を責めるより、むしろ、犠牲フライを打ち上げられなかった 3.T.Herと4.Freeman を責めるべきだろう。
こうした細かい事案は、問題があればベンチですぐ話し合うか、ロッカールーム内で留めるべきトピックであり、
記者に話題を振り向けられて堰を切ったように話しだす話題ではない。仮に明確なミスであっても、(まだ試合があるので) 個人批判はタブーである。
自分の中でデーブ・ロバーツの評価がだだ下がりした。万一、WSを逃した場合、解雇されるに値する監督としてのふるまいだ。
それでも、試合を批判したいのであれば、
1.Jack Flaherty 体調不良にも関わらず、重要な試合に先発登板してしまった。
2.Dave Roberts監督 先発投手のコンディションを管理・把握できなかった。投手交代のタイミングも遅く、逆転不可能に。間違ったスタメン起用、打線の並び、重用した選手が結果を出せず。
3.T.Her & Freeman 先制点の絶好機を逃した。
という順序になるだろう。
この件は、本塁突入を賢く自重した大谷を“生贄”とすることで、監督の間違ったスタメン選手起用と不適切な打順、結果を出せなかった現実からメディアの目を一時的にそらす効果がある。
[追記]
24/10/20(日) 11:47 スポニチ ド軍三塁コーチ、大谷とのやりとり明かす 第5戦で本塁突入自重「納得」「1死二、三塁でフリーマンに」
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2024/10/20/kiji/20241020s00001007143000c.html
>エベル三塁コーチはプレーを振り返り、「三塁手と一塁手が前寄りに守っていたので、三塁か一塁へのゴロ、投ゴロであればベースに留まるように指示していた。
そして、実際の打球は遊撃に飛んだが、強い打球(打球速度104.2マイル=約168キロ)だった。
とても強い打球だったので、遊撃手のリンドアがその強いゴロを捕球した際、もし本塁に還ったら、本塁に投げてアウトになるだろうと、彼(大谷)は感じた」とコメント。
「1死二、三塁でフリーマンにバットを振るチャンスを与えたので、彼の判断が正しかった。もし、本塁を狙っていたら1死一、二塁になっていただろうと彼は感じていた。
また、フリーマンは右足首を痛めている。大谷は私にこれらのことを説明した。“1死二、三塁のままだから私は走らなかった"と話していた」と大谷とのやりとりを明かした。
「もし、明日も同じ状況で、本塁を狙ってアウトになったら、ドジャースの責任だと伝えた。彼は“わかった。OK。それでいこう"と答えた。
彼は大丈夫。コミュニケーションは良好で全ては順調だ。あの時、彼は本塁に走ったらリンドアにアウトにされると思った。
だから1死二、三塁でフリーマンに走者一掃できるチャンスを与えるのが賢明だと思った。それだけだ」と伝えた。
プレーの映像を振り返ったといい、「大谷を本塁へ行かせなければならなかったかもしれないと思ったが、彼と話して、彼がどう感じたかの説明を聞くと、納得がいった。
なぜなら、彼は本塁でアウトになると感じていたからだ。彼がそのように感じたら行かせない。遅れて行けば確実にアウトになる。だから私は、それでいいと言った。
明日も来年も8年後も深い守備位置の二遊間に打球が飛んで、三塁走者が本塁でアウトになったらドジャースの責任だ。
だから私は彼に“心配しなくていい。私の責任だから、いけ、いけ!"と伝えた。それで彼は“分かった"と答えた」とエベルコーチ。
大谷の説明は合理的だ。重度の捻挫を抱えている4.Freemanに「1out二三塁」か「1out一二塁」、どちらを与えるべきか。
後者で内野ゴロなら走れないFreemanにとってDPは確実だ。これは対左腕の3.T.Her - 4.Freemanという打順も影響している。
通常の対右腕の打順 3.Freeman - 4.T.Herであれば、三塁手が三塁ベースから離れ三遊間に位置取るため、三塁走者の大谷はもっとリードを取れていた。
その場合、今回のSSゴロで、本塁突入していた可能性がある。
ただ、今回のシチュエーションで大谷が本塁突入しoutになった場合、「(自重していれば) 1out二三塁でFreemanだったのに!」とファンやメディアからその“暴走”を非難されていただろう。
「ドジャースの責任」とは決してならないのは、皆さんご承知だ。
・3回裏のNYMの攻撃ではFlahertyを早々に諦め、もっと早く交代させるべきだった。試合を捨てるにしても、もっとやりようがあったと思う。疑問の残る采配だった。
1-3 [2点差]だったのが、1-8[ 7点差]となり、(序盤とは言え) 好調なLAD打線でも逆転不可能になってしまった。
18(金) 41/75[54.7%] 13(日) 59/98[60.2%] S率が 5.5% 下がった。
Flaherty 球速 回転数 球速 回転数
Knuckle Curve 0.1 ↑ -154 ↓ 0.1 ↑ -118 ↓
4-Seam Fastball -1.9 ↓ -89 ↓ -0.7 ↓ -60 ↓ 今日は年平均より 3.1km/h 遅かった。
Slider -0.8 ↓ -35 ↓ 0.5 ↑ -83 ↓ 今日は年平均より 1.3m/h 遅かった。
Sinker -2.1 ↓ 3 ↑ -2.1 ↓ -17 ↓
Changeup -1.7 ↓ -175 ↓ 今日は年平均より 2.7km/h 遅かった。
球速・回転数とも年平均よりも前回と比べても下回り、球質という点も2度目の対戦となったNYMにとって打ちやすい状態だった。
結局、Flahertyを引っ張りすぎて、41/75[54.7%] 3.0回 8H 8R 8ER 4BB 3点HR*1 1.43WHIP 7.04ERA となった。
1回裏 1out一二塁 Alonsoに投げた球は、低めにB*2.0外れた難しいSLだったが、2球目のSLが同じ球速でさらに低いB球だったせいで、掬い上げられてしまった。
もう少し外寄りに投げられていたら、HRはなかっただろう。初回の3点HRによる3失点で相手を調子づかせてしまった。
初回の2度の機会がありながら、犠牲フライも打てず無得点だったLADの攻撃と、明確な対比となった。
ポジティブな点は、これまで左腕相手に起用されながら、不振だったPagesが2本塁打と復活し、今後の起用も期待される。
また、Brent Honeywell Jr. がなんとか 46/67[68.7%] 4.2回 6H 4R 4ER 1BB 0K 0HR 4.70ERA とイニング数を稼いだので、負け試合でBullpen投手を温存できた。
もちろん、Honeywellが無失点でNYM打線を抑えていたら、スコアは【6-8】と僅差のゲームになり、その過程で同点や逆転も可能だっただろう。
本来、こうした役割を担うのが、若手の先発投手だが、LADはこの層にも怪我人が相次ぎ、レベルが落ちてしまっている。(Emmet Sheehan、River Ryan)
Banda*が6点差の場面で、左打者一人相手に登板したのは、謎だったが。
大谷翔平は、1番打者として初回から3打席連続で単打-四球-単打で3出塁と役割を果たした。
ただ、点差が開き、モチベーションを維持するのは難しかっただろう。
LADは残りの2戦で1勝を上げれば良い。NYMは2連勝が必要となる。
第五戦は、NYMは第二戦に投げた [53/87(60.9%) 5.0回 2H 3R 2ER 4BB 7K 1HR 2.65ERA] Sean Manaea (L) が先発登板と予想されており、非常に厄介だ。
二度目の対戦となり、B/Sの見極めが勝負の鍵を握る。LADは負け試合でも得点能力を見せており、球数を投げさせ早期に降板させ、Bullpen勝負としたい。
https://baseballsavant.mlb.com/gamefeed?gamePk=775299
https://sports.yahoo.com/mlb/los-angeles-dodgers-new-york-mets-441018121/
・前回 7.0回 98球を投げた Jack Flahertyを「中4日」で登板させるべきではなかった。
(Flahertyは今季、中4日の方が中5日より成績が良かったが。)
・今日、勝ちに行くなら、初回はOpenerを使用し、次にKnackかHoneywellで出来るだけ引っ張り、点差や状況によってBullpen投手を次々投入するべきだった。(明日は移動日で休み。)
Brasier 11/20[55.0%] 中1日
Banda* 13/18[72.2%] 中3日
Knack 34/55[61.8%] 中3日
Honeywell 35/57[61.4%] 中3日
Hudson 13/20[65%] 中4日
Kopech 9/12[75%] 中1日
Casparius 20/31[64.5%] 中1日△
結局のところ、7試合制で4人目の先発がLADにはいないことが致命傷になってしまっている。
本来は、Landon Knack。(2戦目にOpenerを使用する形で失敗【0-6】2.0回 5H 5R 5ER 3BB 2K 満塁HR*1 15.00ERA)
・初回のLADの攻撃で、0out二三塁の絶好の得点機で、3番に入ったT.Herが初球SSゴロ、4番Freemanが一塁ライナーで、犠牲フライや弱ゴロを打つことが出来ず、
2outから5番のEdmanも高めのB球を空振り三振と、1点も取ることが出来なかった。先制の絶好機を逃し、Flahertyの援護に失敗し、NYMを調子づかせた。
この初回の攻撃が試合の流れを決めた。
・NLCSでT.Herは大きく調子を落としており[.167AVG/.333OBP/.666OPS] EdmanかK.Herを上げて、彼の打順は下げるべきだった。
1戦目 4番 3-0 2BB 2K 3残塁
2戦目 3番 3-0 1R 2BB 2K 3残塁
3戦目 5番 5-0 1R 2K 8残塁
4戦目 3番 3-0 2BB 1K 3残塁
5戦目 3番 4-0 1BB 2K 2残塁
25PA 18AB-0H[.000] 7BB 9K 19残塁
LADの打者の中で最も心配される状態だ。LAに戻って調子が戻るかどうか・・。
24/10/19(土) デイリースポーツ ドジャース テオスカー・ヘルナンデスの不振が深刻 25打席連続無安打に笑顔が消えた…WS進出へ復調欠かせない存在 https://www.daily.co.jp/mlb/2024/10/19/0018246280.shtml
今日の初回の場面では、RF方向に犠牲フライを打ち上げるのがセオリーだった。
RFフライであれば、二塁走者のBettsがタッチアップで三進し、1out三塁で4.Freemanで、2点目も狙える状況に。
右方向に弱ゴロを転がしたり、野手の間を抜く強いゴロを打つのも、三塁への進塁打になり得た。
初球の真ん中低め(右上) SNK[ 92.4] を打ちに行くのは、犠牲フライには不適であり、転がすなら右方向だった。
仮に3.T.Herでなく、3.Edmanだったら、スクイズバントを自主的に決めていたかもしれない。バントも重要な進塁打/決定打となる。
・また、重度の捻挫を抱えたFreemanも試合勘が落ちており、好調のMuncyを彼のスポットに移すべきだった。
5戦目 5-0 2K 5残塁
守備でも守備範囲の制限があるのに(実は怪我がなくてもFreemanの守備範囲は狭い)、左腕に対して怪我を押して起用するのも理解できない。
試合前の時点で、PS成績は、.259AVG/.286OBP/.545OPS [G 非常に悪い] だった。
Full-Count 大谷翔平の“消極的”走塁に指揮官苦言 先制機を逃して大敗「言い訳はできない」 https://full-count.jp/2024/10/19/post1640066/
該当場面 https://youtu.be/U3lHInaUKg0?t=273
自分は大谷の走塁ミスだとは思わない。
T.HerのSSゴロは、Linodr正面への強い打球 [104.2mph -14LA 9ft]であり、積極走塁で本塁突入しoutになった場合、犠牲フライで得点できない、かつDPも発生しうる 1out一二塁 の状況になってしまう。
今回、“消極的”走塁で自重し、1out二三塁で4.Freemanが犠牲フライを打つチャンスがある方がまだが良い。
大谷の三塁でのリードが少なかったのは、三塁手が前進守備でベースと平行の位置におり、右打者であるT.Herが三塁ライナーを打った際の(三塁ベース)DPを警戒したからだろう。
従って大谷は何も悪くない。
3塁走者の大谷を責めるより、むしろ、犠牲フライを打ち上げられなかった 3.T.Herと4.Freeman を責めるべきだろう。
こうした細かい事案は、問題があればベンチですぐ話し合うか、ロッカールーム内で留めるべきトピックであり、
記者に話題を振り向けられて堰を切ったように話しだす話題ではない。仮に明確なミスであっても、(まだ試合があるので) 個人批判はタブーである。
自分の中でデーブ・ロバーツの評価がだだ下がりした。万一、WSを逃した場合、解雇されるに値する監督としてのふるまいだ。
それでも、試合を批判したいのであれば、
1.Jack Flaherty 体調不良にも関わらず、重要な試合に先発登板してしまった。
2.Dave Roberts監督 先発投手のコンディションを管理・把握できなかった。投手交代のタイミングも遅く、逆転不可能に。間違ったスタメン起用、打線の並び、重用した選手が結果を出せず。
3.T.Her & Freeman 先制点の絶好機を逃した。
という順序になるだろう。
この件は、本塁突入を賢く自重した大谷を“生贄”とすることで、監督の間違ったスタメン選手起用と不適切な打順、結果を出せなかった現実からメディアの目を一時的にそらす効果がある。
[追記]
24/10/20(日) 11:47 スポニチ ド軍三塁コーチ、大谷とのやりとり明かす 第5戦で本塁突入自重「納得」「1死二、三塁でフリーマンに」
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2024/10/20/kiji/20241020s00001007143000c.html
>エベル三塁コーチはプレーを振り返り、「三塁手と一塁手が前寄りに守っていたので、三塁か一塁へのゴロ、投ゴロであればベースに留まるように指示していた。
そして、実際の打球は遊撃に飛んだが、強い打球(打球速度104.2マイル=約168キロ)だった。
とても強い打球だったので、遊撃手のリンドアがその強いゴロを捕球した際、もし本塁に還ったら、本塁に投げてアウトになるだろうと、彼(大谷)は感じた」とコメント。
「1死二、三塁でフリーマンにバットを振るチャンスを与えたので、彼の判断が正しかった。もし、本塁を狙っていたら1死一、二塁になっていただろうと彼は感じていた。
また、フリーマンは右足首を痛めている。大谷は私にこれらのことを説明した。“1死二、三塁のままだから私は走らなかった"と話していた」と大谷とのやりとりを明かした。
「もし、明日も同じ状況で、本塁を狙ってアウトになったら、ドジャースの責任だと伝えた。彼は“わかった。OK。それでいこう"と答えた。
彼は大丈夫。コミュニケーションは良好で全ては順調だ。あの時、彼は本塁に走ったらリンドアにアウトにされると思った。
だから1死二、三塁でフリーマンに走者一掃できるチャンスを与えるのが賢明だと思った。それだけだ」と伝えた。
プレーの映像を振り返ったといい、「大谷を本塁へ行かせなければならなかったかもしれないと思ったが、彼と話して、彼がどう感じたかの説明を聞くと、納得がいった。
なぜなら、彼は本塁でアウトになると感じていたからだ。彼がそのように感じたら行かせない。遅れて行けば確実にアウトになる。だから私は、それでいいと言った。
明日も来年も8年後も深い守備位置の二遊間に打球が飛んで、三塁走者が本塁でアウトになったらドジャースの責任だ。
だから私は彼に“心配しなくていい。私の責任だから、いけ、いけ!"と伝えた。それで彼は“分かった"と答えた」とエベルコーチ。
大谷の説明は合理的だ。重度の捻挫を抱えている4.Freemanに「1out二三塁」か「1out一二塁」、どちらを与えるべきか。
後者で内野ゴロなら走れないFreemanにとってDPは確実だ。これは対左腕の3.T.Her - 4.Freemanという打順も影響している。
通常の対右腕の打順 3.Freeman - 4.T.Herであれば、三塁手が三塁ベースから離れ三遊間に位置取るため、三塁走者の大谷はもっとリードを取れていた。
その場合、今回のSSゴロで、本塁突入していた可能性がある。
ただ、今回のシチュエーションで大谷が本塁突入しoutになった場合、「(自重していれば) 1out二三塁でFreemanだったのに!」とファンやメディアからその“暴走”を非難されていただろう。
「ドジャースの責任」とは決してならないのは、皆さんご承知だ。
・3回裏のNYMの攻撃ではFlahertyを早々に諦め、もっと早く交代させるべきだった。試合を捨てるにしても、もっとやりようがあったと思う。疑問の残る采配だった。
1-3 [2点差]だったのが、1-8[ 7点差]となり、(序盤とは言え) 好調なLAD打線でも逆転不可能になってしまった。
18(金) 41/75[54.7%] 13(日) 59/98[60.2%] S率が 5.5% 下がった。
Flaherty 球速 回転数 球速 回転数
Knuckle Curve 0.1 ↑ -154 ↓ 0.1 ↑ -118 ↓
4-Seam Fastball -1.9 ↓ -89 ↓ -0.7 ↓ -60 ↓ 今日は年平均より 3.1km/h 遅かった。
Slider -0.8 ↓ -35 ↓ 0.5 ↑ -83 ↓ 今日は年平均より 1.3m/h 遅かった。
Sinker -2.1 ↓ 3 ↑ -2.1 ↓ -17 ↓
Changeup -1.7 ↓ -175 ↓ 今日は年平均より 2.7km/h 遅かった。
球速・回転数とも年平均よりも前回と比べても下回り、球質という点も2度目の対戦となったNYMにとって打ちやすい状態だった。
結局、Flahertyを引っ張りすぎて、41/75[54.7%] 3.0回 8H 8R 8ER 4BB 3点HR*1 1.43WHIP 7.04ERA となった。
1回裏 1out一二塁 Alonsoに投げた球は、低めにB*2.0外れた難しいSLだったが、2球目のSLが同じ球速でさらに低いB球だったせいで、掬い上げられてしまった。
もう少し外寄りに投げられていたら、HRはなかっただろう。初回の3点HRによる3失点で相手を調子づかせてしまった。
初回の2度の機会がありながら、犠牲フライも打てず無得点だったLADの攻撃と、明確な対比となった。
ポジティブな点は、これまで左腕相手に起用されながら、不振だったPagesが2本塁打と復活し、今後の起用も期待される。
また、Brent Honeywell Jr. がなんとか 46/67[68.7%] 4.2回 6H 4R 4ER 1BB 0K 0HR 4.70ERA とイニング数を稼いだので、負け試合でBullpen投手を温存できた。
もちろん、Honeywellが無失点でNYM打線を抑えていたら、スコアは【6-8】と僅差のゲームになり、その過程で同点や逆転も可能だっただろう。
本来、こうした役割を担うのが、若手の先発投手だが、LADはこの層にも怪我人が相次ぎ、レベルが落ちてしまっている。(Emmet Sheehan、River Ryan)
Banda*が6点差の場面で、左打者一人相手に登板したのは、謎だったが。
大谷翔平は、1番打者として初回から3打席連続で単打-四球-単打で3出塁と役割を果たした。
ただ、点差が開き、モチベーションを維持するのは難しかっただろう。
LADは残りの2戦で1勝を上げれば良い。NYMは2連勝が必要となる。
第五戦は、NYMは第二戦に投げた [53/87(60.9%) 5.0回 2H 3R 2ER 4BB 7K 1HR 2.65ERA] Sean Manaea (L) が先発登板と予想されており、非常に厄介だ。
二度目の対戦となり、B/Sの見極めが勝負の鍵を握る。LADは負け試合でも得点能力を見せており、球数を投げさせ早期に降板させ、Bullpen勝負としたい。