トウガラシにアブラムシが発生しました。遊びで栽培してるだけですが、あまり増えるようなら駆除の方法を考えなくてはなりません。
ある朝見ると、葉にハエトリグモがいました。
見えますか?
拡大。
ハエトリグモは巣を張らず、飛びついて蠅を捕まえます。昔はよく家の中にいて便所の窓なんかで蠅を追っかけていました。このごろはとんと見なかったのですが、こういう所にもいたんだ。
はたしてこのクモはアブラムシを食べているのか、俄然興味が湧きます。
しかし観察しようと近づけば瞬間移動で隠れてしまい、私の視力では確認出来ません。
この格好を見ると、飛来する虫を待ち構えているのでしょうか。
蜘蛛は夏の季語。ハエトリグモも当然その一種ですが、多くの歳時記は「蜘蛛」とは別項で「蠅虎(はえとりぐも)」の題を立てています。蜘蛛の巣を懸ける普通のクモとは生態が全く違うからでしょう。
蠅虎鉄斎の書にはしりけり 青畝
蠅取れぬ蠅虎と時過ぎぬ 楸邨
帰国して蠅虎の待つわが家 汀子
向きかへて蠅虎の鬱と跳ぶ 展宏
「蠅虎」の表記は大袈裟な感じですが、この蜘蛛のハンターぶりは古くから注目されていたようです。
平井照敏編「新歳時記」(河出文庫)は蠅虎の解説に、
蠅をとらえるすばやさが喜ばれ、昔はこれを飼いならして、蠅をとらせて喜んだという。それで虎の字が宛てられ、また座敷鷹とも言ったという。
としています。
わたしはこの歳時記を愛用しているので、「座敷鷹」という呼び方は知っていました。
しかしこの語、広辞苑にも日本国語大辞典にもなく、新旧の歳時記を見ても「新歳時記」以外には取り上げているものがありません。「座敷鷹」を季語とした例句も私の管見には入りませんでした。
それでも古句にあるかも知れないと考えて今回検索していると、思わぬサイトに行き当たりました。なんと「座敷鷹」の専門サイト。
江戸と座敷鷹
座敷鷹情報満載の驚くべき、というか呆れるべきページです。
蠅取蜘蛛ファンの方は是非!
ある朝見ると、葉にハエトリグモがいました。
見えますか?
拡大。
ハエトリグモは巣を張らず、飛びついて蠅を捕まえます。昔はよく家の中にいて便所の窓なんかで蠅を追っかけていました。このごろはとんと見なかったのですが、こういう所にもいたんだ。
はたしてこのクモはアブラムシを食べているのか、俄然興味が湧きます。
しかし観察しようと近づけば瞬間移動で隠れてしまい、私の視力では確認出来ません。
この格好を見ると、飛来する虫を待ち構えているのでしょうか。
蜘蛛は夏の季語。ハエトリグモも当然その一種ですが、多くの歳時記は「蜘蛛」とは別項で「蠅虎(はえとりぐも)」の題を立てています。蜘蛛の巣を懸ける普通のクモとは生態が全く違うからでしょう。
蠅虎鉄斎の書にはしりけり 青畝
蠅取れぬ蠅虎と時過ぎぬ 楸邨
帰国して蠅虎の待つわが家 汀子
向きかへて蠅虎の鬱と跳ぶ 展宏
「蠅虎」の表記は大袈裟な感じですが、この蜘蛛のハンターぶりは古くから注目されていたようです。
平井照敏編「新歳時記」(河出文庫)は蠅虎の解説に、
蠅をとらえるすばやさが喜ばれ、昔はこれを飼いならして、蠅をとらせて喜んだという。それで虎の字が宛てられ、また座敷鷹とも言ったという。
としています。
わたしはこの歳時記を愛用しているので、「座敷鷹」という呼び方は知っていました。
しかしこの語、広辞苑にも日本国語大辞典にもなく、新旧の歳時記を見ても「新歳時記」以外には取り上げているものがありません。「座敷鷹」を季語とした例句も私の管見には入りませんでした。
それでも古句にあるかも知れないと考えて今回検索していると、思わぬサイトに行き当たりました。なんと「座敷鷹」の専門サイト。
江戸と座敷鷹
座敷鷹情報満載の驚くべき、というか呆れるべきページです。
蠅取蜘蛛ファンの方は是非!