衣服などに着く草の実を総称して「ひっつき虫」とか「バカ」
と呼ぶ。バカ代表はこの草だろう。
アメリカセンダングサ(栴檀草)。
水路の泥にも乾燥した路傍にも、お構いなしで生えてくる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/50/df620d4927e1919941910ff18f3703a0.jpg)
ひっつき虫はもちろん俳句の題材となっている。
ゐのこづち人のししむらにもすがる 山口誓子
おなもみを振りむく夫の胸に投ぐ 池松幾生
藪虱著かむとすなり著かしむる 相生垣瓜人
こんな句はあるが、「(アメリカ)栴檀草」を詠んだ俳句は見掛けた覚えがない。
名前があまり知られていないこともあろうが、そもそも長過ぎる。
アキノキリンソウ 雲湧いて崩れて秋の麒麟草 行方克巳
スズメノカタビラ 爪切つて雀の帷子へとんで 佐々木六戈
ママコノシリヌグヒ 指に吸ひつきてままこの尻ぬぐひ 西村和子
セイタカアワダチソウ 湖西線背高泡立草に延び 京極杞陽
アメリカセンダングサの例句は管見に入らなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/64/a40891be3b2c24cb658466118ae2e708.jpg)
「草の実」という季語に含めて詠むより仕方ないのだろうし、それで十分だ。
草の実も人にとびつく夜道かな 小林一茶
うらからきてくれて草の実だらけ 種田山頭火
草の実をふりかむりたる小犬かな 村上鬼城
矢鱈つく草の実どこに生きんとすや 大野林火
したゝかに草の実恋の戻りなる 飴山實
飴山さんの句は犬か猫のことだろうが、ひょっとしてご自身の体験だったりして。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/e2/5b44ba77b1e91b4e4b029934507ec0e8.jpg)
犬を飼う者には、馬鹿は困りものだ。特にセンダングサの実は毛に絡みついて取りにくい。
ヰノコヅチ(牛膝・猪子槌)も厄介で、最盛期には凄い量の実が着く。うちの犬は胡麻団子みたいになってしまう。
と呼ぶ。バカ代表はこの草だろう。
アメリカセンダングサ(栴檀草)。
水路の泥にも乾燥した路傍にも、お構いなしで生えてくる。
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ひっつき虫はもちろん俳句の題材となっている。
ゐのこづち人のししむらにもすがる 山口誓子
おなもみを振りむく夫の胸に投ぐ 池松幾生
藪虱著かむとすなり著かしむる 相生垣瓜人
こんな句はあるが、「(アメリカ)栴檀草」を詠んだ俳句は見掛けた覚えがない。
名前があまり知られていないこともあろうが、そもそも長過ぎる。
アキノキリンソウ 雲湧いて崩れて秋の麒麟草 行方克巳
スズメノカタビラ 爪切つて雀の帷子へとんで 佐々木六戈
ママコノシリヌグヒ 指に吸ひつきてままこの尻ぬぐひ 西村和子
セイタカアワダチソウ 湖西線背高泡立草に延び 京極杞陽
アメリカセンダングサの例句は管見に入らなかった。
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「草の実」という季語に含めて詠むより仕方ないのだろうし、それで十分だ。
草の実も人にとびつく夜道かな 小林一茶
うらからきてくれて草の実だらけ 種田山頭火
草の実をふりかむりたる小犬かな 村上鬼城
矢鱈つく草の実どこに生きんとすや 大野林火
したゝかに草の実恋の戻りなる 飴山實
飴山さんの句は犬か猫のことだろうが、ひょっとしてご自身の体験だったりして。
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犬を飼う者には、馬鹿は困りものだ。特にセンダングサの実は毛に絡みついて取りにくい。
ヰノコヅチ(牛膝・猪子槌)も厄介で、最盛期には凄い量の実が着く。うちの犬は胡麻団子みたいになってしまう。
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