顎関節症と闘う整体師のひとり言

自分も顎関節症と闘った経験から、その苦しみを理解している整体師として、顎関節症患者にいろんなアドバイスを送ります。

骨についての勘違い

2014-01-06 11:44:25 | 施術日記
今日は皆さん方の中で骨に関する勘違いをなさっている方々がいらっしゃるようなので

私の知っている範囲で少しお話したい。

骨といえば、まずほとんどの方がカルシウムを思い浮かべるはずだ。

ここで、まず骨の構造を簡単にお話しするが、骨はカルシウムで出来ているというのは

全く間違いというわけではないが、少し違っている。

家でいうと、柱になる部分はタンパク質で、壁の部分がカルシウムなのだ。

であるから、強い骨を作るにはタンパク質とカルシウムのバランスのとれた食事が大切なのである。

で、タンパク質の柱を作る時にビタミンKも必要になるため、私が推奨する食事(あくまで骨のための)は

納豆ごはんに牛乳である。もちろんこればかりでは駄目なので、他にも魚、肉、野菜、穀類、豆類をバランスよく

食べることが大切である。

もう一つの勘違いは、骨は死ぬまで生まれ変わっているということである。

年を取って、背中が曲がると、「年だからね」という方がいるが、必ずしもそうではない。

それは、たとえば女性が閉経をすると、エストロゲン(女性ホルモンのひとつ)の量が極端に減る。

すると、このエストロゲンは実は破骨細胞といって、古くなった骨を崩す役割も持っているので、

新しい骨にうまく変わっていくことが出来なくなり、骨粗鬆へとなっていくのである。

男性の場合はテストステロン(男性ホルモンのひとつ)が破骨細胞で、男性は極端に減ることがないので、

比較的男性には背中の曲がる方が少ないのである。

だから女性の方々は食事に十分注意を払う必要がある。幸い納豆に含まれる大豆イソフラボンはエストロゲンに

良く似た構造らしいので、いよいよ納豆ごはんに牛乳の組み合わせがおススメになるのである。

それと、骨というのは常に圧力をかけることが必要なので、運動としては、ウォーキングが良いのだが、

暇のとれない方は軽いジャンプ(縄跳びなど)で十分である。

背中が曲がってしまっているおばあちゃん、今からでも遅くはありません。

納豆ごはんに牛乳飲んで、散歩して、背中真っ直ぐに治してください!!