我が家は高齢者がいないのでオレオレ詐欺には無関係だと思っていたのですが、56歳の家内と60歳の私が詐欺に会いそうになりました。
家内も私も詐欺をする側の方が似合いそうな位、口が達者だと笑っていたのですが・・・
午後二時頃、家内より私の携帯へ電話が有りました。
家内「もしもし、今、直樹から電話が有って・・・」
小さな消え入りそうな声で
家内「ヤクザの車にぶつけて、そのまま逃げてしまい捕まっているみたいで・・」
私「直樹から電話が有ったの?」
家内「そう、その後ヤクザに電話を代わって直ぐに金を払えって言われてるの。で、家の電話は繋いだままにしておけ!お前の携帯を教えろ!って怒鳴られたから、ついあなたの番号を言ったの」
私「判った、電話を待つ」と言い電話を切りました。
まったく次から次から!っとぶつぶつ言う私。
この時点では私もオレオレ詐欺にかかっていますね。
あれ?なんで自宅の電話に掛かって来たの?と思い直しながら、
ヤクザに捕まっている筈の「直樹」へ電話
私「もしもし、おまえ今どこ?」
直樹「自宅です」
私「おまえヤクザに捕まっているらしいぞ。お母さんに直ぐ電話してくれ」
と、
家内も私も「直樹」っていう言葉がオレオレ詐欺にかかりそうになったキーワードでした。そして、息子は二人いてどうして勝手に「直樹」にしたのかも家内に聞かなくて判ります。
※直樹は3人兄弟の一番下で兎に角、手がかかります(過去形では有りません) 笑
冷静に考えれば、全く有り得ない位に整合性の無い話ですが、一度思い込むと完全に詐欺師のペースになることが良く判りました。
今回は家内が私に電話をしてきて、二人になったことで冷静さが出てきました。
そして、我が家は自宅にお金が無かったので(銀行にも有りませんが)被害に会わないで済みましたが、有れば取られていたかもしてません。
オレオレ詐欺電話が有ったら、ペットの名前等を言わせるのも撃退することに通じると思います。
そして、冷静になる為に必ず誰かに話をしてください。
多分、殆どの人が「私は違うよ」と言うと思いますが・・・
私もそう思っていましたから。