勝手に思うままに 榊原秀光のブログ

日頃 思っていることや感じたことを思うままに書きます。

勝手に思うままに 76

2011-10-12 06:07:37 | 平和
8月29日 野田佳彦氏が総理大臣になりました。
野田氏は、松下政経塾の出身で、塾生時代のことをよくわが師 上甲さんにお聞きしました。
松下政経塾に入った動機は、「学生時代、政治部の記者になりたいと思っており、そんな折にロッキード事件があり、松下政経塾が創設されたので、政治の世界に入り、直接政治を正したいと思った」と、今もその志は変わることなく正義感を持って政治の現状を正していることと思います。

今 日本丸の船上では、今日の料理の献立とか、どんな服を着たらいいのかといった目先のことを 決め合い、その結果にけちを付け合う。 しかし。船底には大きな穴が開いており、浸水して、今にも沈没しそうな状況であることは、もちろん知っているのに・・・・

勝手に思うままに 76 モノの見方

中日新聞中日春秋より

しばらく前、複数の有名企業が導入すると発表して「英語の社内公用語化」が話題になった。日本にいる日本人同士までが英語で議論する、というのは少々滑稽なきもするけれど、ある調査でも、半数以上の人が、最近、ビジネス上で英語の重要性が増したと感じていると答えている。
やはり、経済のグローバル化ゆえだろう。換言すれば、言語も含めて世界標準に適合しなければ取り残される、という危機感。

『進化論』の島になぞらえて、技術が日本国内だけで独自進化することを指す「ガラパゴス化」なる言葉を昨今よく聞くのも、多分、同じことだ。

ところで、少し前の記事によれば、来年6月にイタリアで開かれるベネチア・ビエンナーレ美術展の日本館展示テーマは『超ガラパゴス・シンドローム』であるという。つまりは「超ガラパゴス化」。
出品作家に決まった長野県在住の現代美術家、束芋さんが、そのココロを語る。
「『井の中の蛙大海を知らず』という中国古典由来のことわざに『されど空の高さを知る』が日本で加わったとされる。この負け惜しみみたいな発想が面白い」。

井戸は海よりもうんと狭いと評するのは平面に広がる「標準」の視点。開き直って。空をじっと見上げるのは垂直に伸びる「独自性」の視点。確かに、単なるガラパゴス化を「超」えていく道は、むしろ後者にこそあるのかもしれない。   以上

少し視点を変えただけで、限りない可能性を感じました。

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