勝手に思うままに 榊原秀光のブログ

日頃 思っていることや感じたことを思うままに書きます。

勝手に思うままに 48

2010-02-15 06:48:16 | 平和
 勝手に思うままに20で京都に行ったことをアップしました。今回は、そこで、
京都御所へいったそのお話です。京都御所は京都市の中心にあります。
 予約をしないと拝見できません。HPで簡単に予約できます。一見の価値はある
と思います。
 天皇陛下御在位二十年記念式典で天皇陛下のご挨拶の中に、日本国民が飢えるこ
とないように祈っています。ということを言っておられました。

「天孫降臨」ここから日本の神話は始まります。
天照皇大神は、自分の孫であるニニギの皇子に一本の稲穂を渡し、これで人々を飢
えさせることのないよう、そして幸せにするように命じました。

天皇制はその時から始まりました。日本の天皇は、人民を飢えさせることのないよ
うに、そして幸せにするようにと祈ることを使命としているのです。

勝手に思うままに48 国民の幸せ

 天皇は、権力者でもなければ、支配者でもない。国民の幸せを祈ることが本業。
ところが、政教分離の原則により、その本業は、国事でなく、天皇家の私事となっ
てしまいました。
 神嘗祭、新嘗祭といった天皇にとって最大の役割を担うべき祭事もまた、今は私
事なのです。国民の幸せを祈るという本業が私事の扱いである。
 天皇家もまた、時代の変化の波にもまれてダッチロールしているようにも見える。
戦後、精神の背骨を喪失した日本人が、これからいかにして精神の支柱を立てるべ
きかを考える時、天皇制のありかたもまた、避けて通れない大きな課題です。

 天皇は、国民の幸せを祈ることが本来の仕事、人民を力で押さえつけるようなこ
とはありませんでした。だから京の都は千年も続きました。
 
 写真は外周の壁と門です。京都の御所には、堀もなければ、頑丈な塀もありませ
ん。攻めようと思えば、いつでも攻められます。
だけど、誰も攻めなかったのは、国民の幸せを祈る人だったからです。

人の幸せを祈る人は、みんなに大切にされてきました。

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