なにげな言葉

なにげない言葉を あなたに伝えたい
迷宮・緑柱玉の世界の独り言

【サド侯爵】

2002-04-02 | ガイアの頭脳
1700年代に生まれたサド侯爵。
サドの言葉の語源になったように、かなりハードな事を望む行動の代名詞として「サド」と使われる。
彼の著書。「悪徳の栄え」「ソドムの百二十日」などは、
強姦、殺人、切断、かなりハードな行為を連想させる物が多い。

なぜここで、「サド侯爵」を思い出したかと言うと、「緑柱玉の世界」にかかわってきた事で、
表に出て、世間で評価されている人物像と本当の人物像のギャップが大きいと言う事。
サド侯爵と、緑柱玉を比較してはいけないが、
なんとなく物書きの姿が見えるので、気がついたことを書いて見たくなった。

そこで、昔の資料を紐解いて見てみるとなぜか、以前とは違う見方になっている自分に気がついた。
サド侯爵の著書を読みここまで酷い事を望む男が愛されるのかとも思いながらも、
酷い事を望む自分には出来ないが、サド侯爵は代わりにしてくれているような気分で読んだ事の確かだ。

でも実際のサド侯爵は、サドではなくどちらかと言うとマゾの傾向があり、
その思いが反動として彼の作品になっていると言う。
彼が、作品の中でするような事をされたかったのかと言うとそうではないと思うが、
心の中にはされたいと思うことも多くあったのではないだろうか?
本当のところはよく分からないが、彼の人格が、作品と、後生の語りづてで、変化したのだろう。
確かに淫虐行為で投獄されているので、完全にマゾとも言い切れないとは思うが、
マゾの中にはサドが共存している事。彼の性的行動が激しかったと言う事だろう。
現に、投獄された牢の中での、自慰行為をしていたと言う記録が残っていたぐらいですから。
人の心の中はなかなか見えないということだろう。

マゾ侯爵関連のHPを紹介しておきます。
初めて知る方にも、知っている方にも参考になるでしょう。
http://www.jah.ne.jp/~piza/

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