なにげな言葉

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迷宮・緑柱玉の世界の独り言

【鞭打ち】

2003-05-03 | ガイアの頭脳
、Gaiaがメルマガ発行できませんので、緑柱玉が変わって発行します。
今週の、編集誤記・・・いつものように、ためになる話は早々かけないです。

「緑柱玉の世界」でも多く見られる、鞭打ちについて話そうかな。
「鞭打ち」、これは、動物を鞭打って調教する。
拷問としての鞭打ちという、イメージから来ることも多いのですが、
しつけや、治療にも使われていたんですよね。
しつけのイメージは、ヨーロッパの挿し絵などでもあります。イギリスの寄宿舎での鞭打ちなどは有名ですよね。

今日の話は、治療に使われた鞭打ち。
打たれることにより、心の状態が変化することを目的とする鞭打ちです。
あくまでも、その当時は、正常な常識で行う鞭打ち。合法的な鞭打ちです。
17~19世紀のヨーロッパでは、精神病の患者が、医師のアドバイスの下で、鞭打たれたこともある。
又、古い時代、不妊治療の女性を裸にして鞭打ったという記録もあるんです。
インポの治療に、鞭打ちを使った記録もあります。

宗教的に言えば、シャーマンが作り出す恍惚状態のために使われたり、キリスト教の修道士が
自己の苦行儀式の一部として使ったりしていたこともあるんです。
女神ダイアナ信仰では最大の苦しみに耐える男を選び出すのに、鞭打ちを使っていた。
ローマの豊穣紳の儀式にも使われた。
ギリシャのアフロディーテーの祭りには、女性を鞭打ち欲情を煽り、乱交したとも・・・・
これらは、本当に、必要だったかどうか分かりませんが、宗教、祭りには精神的な見えない神がいるのですから、
鞭打ちでのトランス状態は必要なのかもしれません。

宗教への改心に鞭打ちは有名で、同意するまで鞭打つのですが、これは拷問ではなく、宗教の価値を
悟らせるために使っていた。
これは、いたるとことの宗教で使われたわけです。
罰として鞭打たれても、改心するのだから、同じ効用を持っているのでしょうか?

宗教的であれ、治療という点であれ、現在の性的な使用にしても、苦痛により覚醒できたり、ストレス、悩みがあるものは、
鞭打たれる感覚に集中することで、さまざまな問題から、開放される事を、利用している。
苦痛で悲鳴をあげたり、泣き叫んだりすることで、閉ざされた心を開くことができるわけですね。
ただし、いずれの方法も、鞭打つ前にウォーミングアップとして、鞭打つ場所をさするなどして、徐々に刺激を強くする。
脳内の鎮痛物質の分泌により、鎮痛状態や、陶酔状態を作り出すんです。
それには、、時間がかかりますから、鞭打つものが、状態を見ながら行うんですが・・・
それが、オーガズムに達すると、脳内の麻薬物質であるアドレナリンが消失してしまうので、そこからは、単なる苦痛となってしまうんです。

鞭打ちには、リズムがあり、優れた鞭打ち人の鞭は、鞭打たれるものを自由に操ることができるといいます。
「鞭一振りに、魅惑の刺激がある。」といった人がいます。
私も、それは感じます。
でも原則として、鞭打つ人との信頼関係の無い鞭は拷問であり、
死への恐怖にほかなりません。

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