なにげな言葉

なにげない言葉を あなたに伝えたい
迷宮・緑柱玉の世界の独り言

モニター越しのコンサート

2015-06-13 | なにげな言葉
ピアノが弾けるだけで、ポイント高いと思う。

さぁ、何が聞きたい?

と、声をかけている間に、モーツァルトを弾いている!
私が聞いている事を意識しているのはわかる。
わぁ、
モーツァルト!
と、言うのを待っている。
悔しいから言わない。

私の携帯の着信音は、モーツァルト!
モーツァルトは、天才だと思う。子供の頃から聴いているけど、素晴らしい。

私が好きというのを知っているから、聴かせてくれる。
当然の事ながら、
大好きな音に囲まていたい。

なんでもいいよ!
聴かせて!

じゃ、好きなものメロディーで!と、言って始まったのは、会議は踊るのあの曲。
大好きな曲!
この曲は、特別な曲。
初めて、先生と知りあってしばらくした時、ドイツ語人だって知り、この曲は、ドイツ語ですよねと言ったら、知ってる?と、聞かれた。
私はこの曲の歌詞はドイツ語で覚えていた。リズムが好きで、高校生の時に覚えた。
会議は踊るって言うぐらいなから、踊るんだろうなと、ダンスのステップをおばあさまに教えてもらいながら、一緒に覚えたんだって言ったら、先生、当然ながらドイツ語で歌いながら、踊ろうかって言った。
人とダンスなんか殆どした事ない私が初めて男性と踊ったのがこの曲。
だから、良行さんは、知っている。
良行さんは、いつだったピアノ伴奏するから二人で踊りな!と、言ってくれた。
でも、先生いなくなってからは、踊らない。一人じゃ寂しいもんね。
でも、今日は、ちょっとだけ、踊ってみなくなった。
良行さんのピアンの合わせて、一人で踊ってみた。
深呼吸して、腕組んだみたいにしてみた。
一人じゃ、違う気もしたけど、先生と組んだら、腕が少し高くなるんだなと、思い出した。私が自分では組んだ高さは多分、さむさんだ!
先生はも少し高い!
そんな風に考えて、踊っていると、寂しくなかった。
でも、一曲踊るとちょっとつかれた。途中から歌いながらだったからね。

ソファーに座り、次の曲を聴いた。
次は、月の光!
ドビッシー、好き!
この曲は、良行さんとの曲!
先生の家のグランドピアノで、何か弾きたくて一人でピアノの練習して弾けるの様になったのが月の光。
上手くないけど、一通り弾ける様になった。
あの頃の記憶とリンクしているんだと思う。良行さんが、ピアノの先生だったからね。
助手席に座り窓の外見ながら、クラシックを口ずさんでた。多分、指が動いて何処でも弾いてたと思う。
頭の中に流れてたんだもん。
手本の様に弾きたかったから、ずっと聞いてたからね。
だから、良行さんの曲。
着信音は当然ながら月の光!

好きな曲聞いていると、心が動く。
次は、モーツァルトからショパン、久しぶりにピバルディを聴いた。
そして最後に、愛を奏でてを弾いてくれた。
なんだろ、泣けてきた。

ピアノの弾ける人は、卑怯だ!
心を騒がす!
そして、深いところに入り込んでくる。
最後にさむさんの曲だ!
ばかぁ!
叫んでみたって、変わらないんだけどね。
私は勝手にさむさんの曲を愛を奏でてと決めた。
そして、私が一番聴きたい曲だって、良行さんは知っていて最後にした。

憎い!

おいおい泣けちゃうだろ!
切なくて
恋しくて
どうしようもない胸騒ぎ

音楽は、色々な記憶も一緒に保存するから、一気に吹き出す。
先生の事、良行さんとの事
そして、
さむさんたの事。
吹き出した感情は、行き先を見つける事ができず、涙になってしまった。

近くなら、抱きつきて、キスしてる。

でも、私は一人なんだよ。
これが、現実。

モニターの向こうの演奏は、生演奏でも、手が届かないだよ!


あぁ、
私の愛する男たちは、
側にいないんだなぁ

まぁ、
居ないから、これ程の情熱を吹き出すのだと思うけどね。

逢いたい!
そして、ありがとうと言いたい。




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